第9話

各大陸や島にはそれぞれ猫や犬など獣の特徴を持つ、獣人族。エルフやドワーフといった亜人族。リザードマンや西洋や東洋のドラゴンなどの竜人やドラゴン。自分たちと見た目は一緒だが体力や筋力などが全く違う人族。そしてそれぞれ獣人と人のハーフや、エルフとドワーフのハーフなどなどがおおまかな種属だそうだ。




ただ、大陸により、植物や動物などに違いが出るらしい。


三つの大きな大陸がそれぞれ気候が違う。


一つはインドネシアなんかの亜熱帯気候。一つはロシアなんかの寒冷な気候。


で、もう一つはアメリカなんかの温暖性の気候。となっているそうだ。




小さめの大陸四つのうち三つの気候は大きい三つの大陸のそれぞれの気候に左右されるらしく、日本のような気候だと思ってもらえればわかりやすいそうだ。


で、四つのうちの一つだけは砂漠地帯となっているとのことだ。




これは遥か過去に女神様を除く神様がいるらしいのだがその神様たちが盛大なる喧嘩をしたせいで砂漠化してしまって今に至るそうだ。




しかも女神様が世界創造をしたあと疲れきってしばらく世界の管理を任せている間に起こったことだそうで、その時に喧嘩をした神様たちにはきっつーーーいお灸を据えたらしい。




で、話は戻って。




亜熱帯性の気候の大陸には大型の動植物が多いそうだ。


でもって、自分たちの世界ではすでに絶滅した恐竜がいるとのこと。


リアルモンスターなハンターな世界観じゃんよ。怖くね?この大陸はパスだな。


ただ、恐竜。美味しいとのことだ。


元の味がいいだけに手を加えなくても美味しいのとそういう大陸なのでどちらかというと狩猟がメインで酪農なんかはほぼしてないとのことだ。




で、次に寒冷な気候の大陸は場所にもよるが一年の7割、雪が降るそうだ。短い夏以外は寒いそうで、植物は寒さに強いものしか育たない。


で、この大陸にもすでに絶滅した動物。マンモスなどの動物がいるとのこと。


もちろん肉食動物もいるそうで、まぁ、欠点としてはやはり寒いことだとのこと。


ただ、サーモンなど魚が美味しいとのことでこの大陸ではある程度の農耕はしているとのことだがどちらかというと狩猟に偏っているとのことだ。


寒さという面で肉や魚を塩漬けで保存してそれを水で塩抜きしてじゃがいもなどと食べることが多くハーブなどは少ないとのこと。


それでも肉も魚もやはり元から美味いそうなので食べれれば十分という考えらしい。




最後の温暖性気候の大陸にはワイバーンや大型の草食獣、肉食獣などがいるそうだ。


農耕と狩猟が半々ぐらいでこの大陸が一番食べ物関係では進んでいるとのこと。


とは言ってもやはり元の素材がいいことと温暖な気候ということで食べ物に困ることが少なくそういった面であまり食材に手を加えないとのことだ。


どちらかというとハーブを使うことが多いぐらいとのことだ。




煮込み料理もトマトとハーブと鶏肉の煮込みみたいな。


それはそれでおいしいと思うのだが、煮込み料理の定番といえばトマト煮込みだそうで、バリエーションが少ないとのことだ。




で、小型の大陸のうち砂漠地帯の大陸はオアシスがあるそうだが、凶暴な動植物が多いとのことで女神様曰くオススメしないとのこと。


残り三つの大陸には生態系としては似た動植物が多く、三つの大陸にいる恐竜などの小型の動物が多く住んでいるとのことだ。


農耕と狩猟が3:7の割合で獲れる獲物はやはり美味しいとのことだ。


あと、漁業も盛んで、魚も肉も豊富らしい。野菜類もそれなりに揃っているそうだ。




説明を聞いた限りでは小型の大陸か温暖な気候の大陸がよさげだな。


国や街の規模も大なり小なりあるそうで、その中で比較的安全な国を案内してもらう。




自分以外の人たちのうち二人はすでにお店の候補地を選んで開店の準備をしているそうだ。


一人は寒冷地の大陸で鍋を流行らす!!と意気込んでいるらしい。


鍋、美味いよね。


もう一人は亜熱帯気候の大陸らしい。冷たいものをメインに考えているそうだ。


かき氷とかアイスとか冷やし中華とか、人気でそうだよね。


他の人たちはまだ考え中の人やこれから説明を受けるらしい。




いくつか候補の中から街の規模は大きめで、ただ飲食店が周りに少ない場所立地条件にしてもらい、下見に行くことになった。




が、女神様が申し訳なさそうに




「申し訳ないのですが、現地を案内するのは私ではなく、別のものになります」




女神様は、創造神でもあるためやらなければならないことが多いらしい、会社でいえば社長であるからして、たしかにやらなければならないことがおおいだろう。


それは問題ないですよという。




「案内するのは私の眷属である神のさらに眷属の聖霊が案内します。」




女神様がこの世界のトップで、その下に眷属である女神様より仕事を割り振られている神がいてさらにその神の眷属である聖霊がいて、さらに聖霊の眷属である妖精がいるそうだ。




ふと気づく




「そういえば、自分、女神様の名前お伺いしてませんでした。


さらに自己紹介もしてませんでした。」




「あら、そういえばそうですね。私としたことが、あなたの名前はあなたの世界の神から聞いていたのですがうっかりしていました」




「あらためまして、自分の名前は 小中おなか 満みつるです」




「私の名は****なのですが、発音があなた方では難しいと言われましたので、あなた方の世界の一柱の神の名を借りてイシュタルと名乗らせていただきますね」




「イシュタル様。これからよろしくお願いします」




「はい、こちらこそよろしくお願いしますね。満さん」




改めて自己紹介をして、女神様、改めてイシュタル様に候補地へ続く扉へ案内してもらう。


扉を開いた先に案内の聖霊がいるそうで、帰りにまたここへ戻ってくることになるそうだ。




ちなみに、スマホは使えるようになってて、何かあったらイシュタル様の番号が入ってるそうで、連絡ができるようになっているそうです。


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