第5話 レクリエーション

にしても、クラスにこんな美人が居たなんてな…自分がどれほど周りを見てなかったかよく分かるな…

「では、この時間は新しい席で班を作ってレクリエーション的なことをしてもらう。あ、何するかは適当に班で決めるように。いかがわしいことをするならこっそりな〜。」

何言ってんだこの教師はと心の中でツッコミを入れた。

ちなみに僕の班は、美友ちゃんと亮太と芙が一緒だ。すごいメンバーだと個人的に思っている。

「仲良しになるためにはさ!王様ゲームがいいと思う!」

「いやさ、ハードル高すぎやしないか?」

芙の提案にツッコミを入れる僕。

「いや、いいと思うぞ〜」

「いや、亮太まで…美友ちゃんは嫌だよね?」

「いや、私は大丈夫だよ。」

「ほえ?」

亮太も美友ちゃんも大丈夫だというので結局、王様ゲームを僕達の班はすることになった。嫌な予感しかしない…

「そういえばさ、空が女子と仲良く話して、ちゃん付けで読んでるのってすごく珍しいな。」

「あー、そうだね〜♪」

亮太と芙はニヤニヤしながらこちらを見てきた。

「別になんだっていいだろ…とりあえず、早く始めよう!」

とりあえず、こんな感じに誤魔化した。

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