第2話 日常

まず、僕の通う学校だがそんなに遠くない。

徒歩15分で着く距離だ。

正直、学校は退屈に感じる。

亮太と話すのは楽しいし、基本的に休み時間ラノベを読んでいる。まあその点はいいのだが、あまり変わらない生活に飽きているのもある。

でも、家に帰ったらアニメなど色々とあるからまだいい。なんてことを考えていたら…

「そら〜、まーたアニメについてでも考えてたの〜♪」

と陽気な声が聞こえてきた。

こいつは市原芙(いちはらはす)俺の幼なじみ。明るい性格で男女ともに人気が高い。

運動できて、勉強できないタイプ。

「別に何考えてたっていいだろ。ほら、次席替えだから早く席に戻れ。」

「も〜、しょうがないな〜」

芙はこちらをじーっと見ながら戻って行った。


そして、僕のこれからの運命を決める席替えが始まる。

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