賢すぎた愚か者の夢
気づいた時には私に価値なんかなかったみたい、そう誰かが言っていたもの。
無価値な私だけれどせいぜい殴られたり、蹴られたり、踏みにじられたり、汚されたりを耐えるだけで生きていけるのだから楽なものだね、たまに体がちゃんと動いてくれないから困っちゃうけど。
ただたまたま外に出た時に同じような目をした人達がいることを知ったからついて行ったよ、そこは楽しい夢だった。
でも私には彼等ほど優れたものは無いや、あの様に強く、賢しく、優しく成れたらよかった。あぁ、諦めだけは私にあったね。良かった良かった。
なんて言ってても私はどこまで行っても無価値だからね、やはり夢は夢のままでいいや。
私はまだ夢の世界にはいるけれど、ここからは離れるよ。ほかの私のように置き土産を置いていくね
夢の終わりは自分で決めればいいと思うよ。
じゃあね、良い夢を
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