第2話 17歳で30歳の人と付き合う
高校は、入学して一年も経たず中退した。
その後通信制の高校に通い始める。
高校中退してすぐのころは、飲食店で真面目にバイトをしてた。
でも、中退した高校で出会ったるなちゃんに
「稼げる仕事やらない?」
私は、まだ未成年だったし正直やばい仕事なんだろうなと思いつつも
どんな仕事か聞いてみた。
「援交だよ」
やっぱり…。
「私処女だよ⁉」
そう言った。
「大丈夫!処女はお金いっぱいとれるよ。」
正直怖かったし不安だったけど、高校デビューっていうのかな。
家もうまくいってなくて興味本で始めた。
もちろん処女を捨てたのは、好きな人でもなく知らないおじさん。
初めてエッチした人は覚えてるというけど、
5年たった今でもしっかりとは覚えてないけど、
なんとなく覚えてる。
優し人でよかったなって印象。
そして、私は金銭感覚が完全に狂った。
そりゃ16歳で一日多いとき10万とか持って帰ったら金銭感覚も狂うわ。
でも援交は、稼げるけどいいものではなかった。
まず、警察に捕まるかもしれないリスク。
知らない人だから会う度に毎回恐怖。
私は、決して強い人間ではなかったから
何かあれば、すぐに手足が震えて動けなくなってた。
一度だけすごく怖い思いをした。
その日は、雨が降っていてめちゃめちゃ寒くてでも何本もついていたから
身体が限界だった。
援デリだったから、客を取ってくれている人に
「もう帰りたい。」
けど
「これで最後だから!単価高いから行って。」
そういわれ私はへとへとになりながら向かった。
ホテルに入ってお金を受け取って行為は始まった。
私は寒くてガタガタ震えてた。
けど、向こうはお構いなしに入れてこようとする。
私はも泣いてた。痛くて入らない。
入っても抜いてしまっていた。でも客は意地でもローションなどを
使ってでも入れてこようとする。
でも無理だった。
結局やめて着替え終わった後に客が
「半分金返せ。」
そういわれ私も返せばよかったのに
自分の取り分が少なるのが嫌で意地でも断ってた。
それと同時に客が切れていくのがわかった。
私は、もう無理と思って、業者の人に連絡し始めて
客は、見事に気づいた。
「誰に連絡してんだよ!!」
声を荒げた。
私は、ホテルの部屋の中を逃げ回った。
捕まって腹を殴られ蹴られされた。
その間、業者の人に連絡してても繋がらなかった。
結局客は私を置いて逃げた。
私は声を出しながら泣いた。
そして、私はそいつを追いかけようと玄関にいった。
「靴がない…」
客に持ってかれたのだ。
ホテルを出て裸足でT町のキャバクラ街を号泣しながら歩いた。
外にいたボーイに爆笑されたり、中には「警察呼ぼうか?」なんて声をかけてくれたりした。
結局、見つからなくてホテルに戻った。
その間もおばちゃんが警察呼ぼか?とか靴をくれたりした。
落ち着いたころに業者のやつが来た。私の靴を持って。
投げ捨てられてたらしい。
なぜ懲りずにこの時辞めなかったのか。
実は、この頃その業者の人が好きだったから会うために行ってたようなもの。
今思えばこの時の自分は、おかしかったと思う。
中学でも散々いじめられて、全日の高校でもいじめられて
いじめてきた奴らを見返したかった。
散々自傷行為もして、変われるきっかけを間違えたのだろう。
色んな人と出会うことで学ぶこと @mami2526
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。色んな人と出会うことで学ぶことの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
須川庚の日記 その3/須川 庚
★15 エッセイ・ノンフィクション 連載中 259話
人生初見/鈴木 正秋
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 2話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます