せっかくなので、読書の春。

 最近、読書メーターで、ちょろちょろと読んだ本や漫画の感想を書いています。いやまあ書き始めたばかりですが。

 せっかくなので、まとめてみようと思いました。まだほんのちょっとですが。知っている本、興味のある本などありましたら、読んでいただけると嬉しいです。

 本と漫画はごっちゃになってます。



・素晴らしい世界(2) 浅野いにお

  いろんな人がいて、いろんなことを考えていて、いろんな世界を生きている。それらすべてをひっくるめた上でなお、こんなにも希望を与えてくれる漫画はすくないのではないだろうか。あくまでも個人的なのに、どこまでも普遍的。世界をちょっと、好きになれる。


・秋の花 北村薫

 心地のいい閉塞を、自らの手で、望まずして断ち切ってしまった少女のお話。彼女はこれから、ひとりで、もうひとりの彼女の重みを背負って生きてゆかねばならない。あるいは、生きてゆくことができる。それは絶望でもあるが、希望でもある。ところどころに挟まるエピソードが粋、トランポリンとか散歩とか。


・うみべの女の子 浅野いにお

 顔をしかめてしまうくらいに痛くって、泣きたいくらいにいとおしい。青春だ、どろどろにぐちゃぐちゃにどうしようもない青春だ。どうしようもない。ほんとにどうしようもない。そのどうしようもなさが、弾けて乱れて交わっている。ああ、ほんとに、どうしようもない!すごく好きだ、続きが気になる。


・夢見るころはすぎない 吉川トリコ

 この本にはいろんなお話が詰まっているけれど、共通するのは、どれも「あのころ」を思い出させるということだ。いとおしい「あのころ」、大切な「あのころ」、でもじゃあもう一回やる?って聞かれたら苦笑して首を横に振るであろう「あのころ」。どうしてあのときは鈍く沈黙していたものが、今になると輝くんだろうね?マーチンのお話がとくに好き。と言うか、あの笑顔が焼きついている。



 これからも、余裕があったら書いてゆきたいと思っています。

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