第78話 苔縄

「苔縄ー! キター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「くらえ! この奇跡!」

 望と希は、いつも元気いっぱい。

「おお!? ここが抜けていた!?」

「何てことかしら!?」

 JRSの目覚ましとホープも、いつも元気である。

「いらっしゃいませ! 苔縄へ!」

「よろしく! 駅娘!」

 新・苔縄駅の駅娘も元気に望たちを出迎える。

「1話1000字だと、今、何文字書いたかは分かりやすいが投稿に疲れるな。」

「ちなみに現在、敵キャラクターを構築中。マスコットキャラクター? 召喚獣? 何はともあれ、その辺を創作中です。」

「黒夢クロム、確実に悪夢ナイトメアの使い手である。」

「黒花イバラ、地獄の女王ヘルと、愛犬ヘルハウンドと家族である。」

「どちらも黒い過去を持ち、心が死んでいる。」

「クロムは孤児院。」

「イバラは悪い地獄の女王ヘルに遊ばれているのよね。風俗やデリヘルで体を売らされている絶対服従に調教されて捨てられる女みたいに。」

「どちらも愛に飢えているのよ!」

「愛を求めている?」

「違う! 愛を憎んでいるのよー!!!」

「どうして現実の人間も、他人の不幸は蜜の味なの? どうして他人の不幸を笑うの? どうして他人の不幸で自分が幸せになるの?」

「それはね。そう思う人間の心が荒んでいる証拠。現代人も、人間の温かい心を無くした、さまよえる渋谷人レベル1と同じなのさ。」

「全ての人がという意味じゃないよ。」

「特に都会の他人と自分を比べないといけない環境の人々。競争社会で疲れている。」

「田舎の方は、人数がいないから助け合って生きていけないといけない。純粋のままでいられる。ただし、貧しいし、仕事もない。生活保護で生きていくのは確定。」

「だから、みんな都会まで出稼ぎに来るのか。」

「結論としては、都会に来るより、田舎で仕事をしないで生活保護を受けて、公共住宅でゆっくりと家族で幸せに暮らした人間の勝ち。」

「都会で押し合い圧し合いの満員電車で通勤すると、そう感じるわ。」

 小学校に入学する前から、虐待する親の性で、心を無くした子供は多いな。

「さまよえる苔縄人レベル1を倒したぞ! 突破だ!」

 望たちは駅クエストをクリアした。

「電車に乗ろう! 今日の冒険の始まりだ!」

 望たちは、モノレールに乗って、次の駅を目指す。

 つづく。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る