今日から夏休み!

 ついに今日から夏休みだ!思いっきり夏を満喫するぞー!


ピピピッっと目覚まし時計の音に蛍斗は目を覚ました

 「んんっ~・・・」

もうこんな時間か…さぁてと…支度でもするかな…


蛍斗は支度をし、三泊四日分の着替えやタオルを用して集合場所の駅に向かおうとしていた・・・


 「じゃあお母さん、行ってきまーす!」

「迷惑かけちゃだめよー?」

「わかってるよー」

「じゃあ気を付けていってらっしゃい」

 「はーい」


玄関のドアをガチャっと開けると、真夏の日差しが蛍斗を照らした


セミの声と暑い日が差す中、蛍斗は集合場所の駅へ向かった


 「あっついな~…日焼け止め塗ってきておいて正解だな…これは」


「蛍斗~!」


 遠くの方からセミの声と一緒に聞こえてきたのは桃乃の声だった

 蛍斗は小走りで桃乃のもとへ向かった


「蛍斗~、おはよー」

「おう、おはよ 桃乃が一番早かったんだな?」

「そうなんだよ!なんかテンション上がっちゃってさ?早く来ちゃったんだよ!」

「そうかそうか」


 「けいとお兄ちゃ~ん!おはよー!」

「蛍斗君、おはよー」


 「おお、供子おはよ 初葉もおはよー、二人で来たのか…?」

「そう、私が供子ちゃんの家まで迎えに行って一緒に来たの」

「なるほどな、ありがとな初葉」

 「けいとお兄ちゃんと桃乃お姉ちゃん来るの早いね!」

「そうか?桃乃はテンション上がって早く来ちゃったらしいぞ…?」

「桃乃ちゃんテンション上がってたの?」

 「ちょっ!蛍斗~、言うなよぉ~」

「ごめんごめん」

「もぉ~・・・」


次に来たのは怜先輩だった


 「けいくーん、みんなーおはよう」


「怜先輩、おはよー」

「怜お姉ちゃんおはよー!!」

 「おぉ、おはよう、ぐっすり眠れたか…?」

「うん!眠れたよ!」

「それはよかった…」

「怜~、後は彩乃先生を待つだけだけど、どうやって行くの?」

 「いや、電車に決まっとるじゃろ?」

「あ、そうか・・・」


 そして彩乃先生が到着して全員が揃った


「もうみんな集まってたんだね?」

「彩乃先生おはよー」

「蛍斗君、おはよー、みんなもおはよー」

 「「「おはよー」」」

「じゃあみな集まったことだしそろそろ行くかの…?」

「そうだね、じゃあ切符を買いに行こう」


6人は揃って切符を買いに行った


 「おし、これでいいかな…?怜先輩、これで大丈夫…?」

「うん!大丈夫じゃ!」

「ねえ…けいとお兄ちゃん!どれを買えばいいの…?」

 「えっとな…?これとこれを買うんだよ?」

「なるほど!わかった!ありがと!」

「おう!」


 「よしみな買えたかの…?」


「「「買えたよー!」」」


「じゃあ、ホームに向かおうか…」


6人は切符を買って電車が来るホームに向かった


夏休みに入ったのに、結構人は少ないんだな…まあ、混んでるより100倍マシか…


 「真夏は熱いなぁ…駅の中が涼しかったから余計に熱いように感じるわ…」

「そうだねー、涼しいところから急に暑いところに行くと倍暑く感じるもんね」

「だな」


そんな会話をしているうちに電車が来た


 「お?かなり空いてるな…?」

「だね!ラッキー!」

「蛍斗君…?隣いい…?」

「いいぞ…?」

「えぇ、初ちゃんずるいー!うちも隣に座る!」

「桃乃お姉ちゃん!そこはともこの場所だよ!」

「いや、供子、わしの場所じゃ…」

「こらこら、だったら三人でじゃんけんをすればいいでしょ…?」

「え…?三人…?初ちゃんは?」

「私は蛍斗君の隣の席 確定なの」

「えぇー‼ それはずるい!初ちゃんもじゃんけんだよ!」

「そうだよ!初葉お姉ちゃんもじゃんけんして!」

「わかったよ…」


 「「「 じゃんけん ぽん!! 」」」


「やったー!一人勝ち!じゃあ蛍斗君の隣は私ね…?」

「これはしょうがない…ルールはルールだからね・・・」

 「どっちに座ろかなー?右か左か迷うな~」

「別にどっちでも同じだろ…?」

「じゃあ、左にする…‼」

 「お…おう?」


 「「「 じゃんけん ぽん!! 」」」


 「「「 あいこで しょ!! 」」」


「やったぁ!ともこだ!!わーい!」

「お?供子だな?」

 「うん!」


「まあ…これはしょうがない…今回は諦めよう…」

「そうじゃな」



 そして、電車を乗り換え、怜先輩のおばあちゃんの家の駅までやって来た


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