そろそろ夏休み
「ねえ?蛍斗ー!」
「どうした?」
「そろそろ夏休みだよ?」
「ああ、確かにそうだね」
「ね!最初は何する?」
「そうだなー、桃乃は何したい…?」
「うーん、やっぱ夏休みって言ったらプールか海だよね!」
「そうか…じゃあ海行く…?」
「うん!海行こ!!」
「バカ者……」
「……っ⁉。帯刀先輩っ⁉」
「もうわしらは友達なんだから、その帯刀先輩ってのなしじゃ…」
「じゃ、じゃあなんて…」
「もう怜でよい…」
「わかった、じゃあ、怜って呼び捨てにする…よ…?」
「うむ…」
「えっと…なんで怜がここに居るの…?」
「いや…けいくんと桃乃が二人で屋上に行くのが見えたから、ついてきたのじゃ…」
「な、なるほど…」
「怜先輩…?そういえば、何がバカ者なの…?」
「いや、夏休みに入ったら海に行くって言ってたじゃろ?」
「うん」
「夏休みは、海より先に田舎で虫を取ったり、川で野菜を冷やして食べたりするのがさきじゃろ…」
「えっ…⁉ 何それっ⁉ やったことないよ!!」
「それはうそじゃろ…」
「いやいや!ないよ!ね?蛍斗もないよね?」
「お…おう。ないな、まず、田舎にそんなに行かないな…」
「じゃあわしのおばあちゃん家の田舎に来るといい!!」
「え?怜先輩の田舎に…?」
「ねえ!蛍斗!それよくない!?」
「まあ…確かに行ってもいいなら、行きたい…ね?」
「うん!うん!来るといい!!楽しいぞ!!わしが色んな所を案内する!」
「ね?いこ!!」
「うん、じゃあ行くか…?」
「やった!」
「けいくん、どうする?二泊三日か三泊四日」
「え…泊りなの……」
「当たり前じゃろ!!田舎行くなら泊りに決まってるじゃろ!」
「そ…そうか。じゃあ…」
「泊りの日にちはみんなで決めよ!」
「と、言うと…?」
「うちと蛍斗と怜と初ちゃんとともちゃんと綾小路先生」
「確かにその方がいいかもしれんな…けいくんもその方がいいじゃろ…?」
「う、うん…そうだね…。てか、みんなも連れて行っていいの…?」
「いいとも!いいとも!てか、大勢の方が楽しいじゃろ?」
「まあ、確かに…じゃあ今日の放課後、みんなでミーテイングだな」
「そうだね!」
「そうじゃな!」
そして、放課後になり、彩乃先生の車にみんなが集まった
「けいとお兄ちゃん!おつかれさま!」
「おう、供子もおつかれさま…」
「うん!」
「みんなこれから時間空いてる…?」
「私は空いてるよ」
「ともこも大丈夫!!」
「私も大丈夫だよ。」
「じゃあ、彩乃先生、カフェまで行って?」
「わかったー」
「蛍斗君…?カフェで何するの?」
「夏休みの事についてみんなで話し合おうかなって…」
「なるほどねー」
カフェにつきみんなが席に座ってから夏休みのミーテイングが始まった…
「まず、夏休みの最初の遊びが決まった」
「え?そうなの…?いつ決まったの?」
「今日の昼休みに、俺と桃乃と怜先輩で決めたんだけど、夏休みの最初は怜先輩のおばあちゃんの家に行って田舎を満喫しようって遊び…どう?」
「私はそれいいと思う!!」
「じゃあ、初葉はおっけいと…」
「うん!」
「ともこも!行く!」
「供子は一応、親にも、話しといてね?」
「うん!わかった!」
「彩乃先生はどう?」
「そうねー…日にちのよるけど…うーん。」
「ちなみに泊りの予定です」
「…っ⁉。((泊りっ…⁉って事は…男子は、蛍斗君一人だけ…これは、まずい。私が何が何でも行かないとっ‼))」
「彩乃先生いけそう…?」
「うん!い、行く!」
「あ、ほんと?じゃあみんな行けるってことで、」
「りょうかいじゃ…」
「おっけー」
「わかったー」
「はーい」
「うんうん」
「それでなんだけど、泊りで行くときに二泊三日か三泊四日、どっちがいい…?」
「私は、どっちでもいいよー」
「ともこは!三泊四日がいいー!!」
「うんうん…彩乃先生は?」
「えっと…まあ三泊四日がいいんじゃない?」
「じゃあ、桃乃と怜先輩もそれでいい?」
「いいじゃろ…」
「いいよー!」
「じゃあ、三泊四日で、決定だな…夏休みのいつ頃行く…?」
「わしのおばあちゃん家は夏休み入ってから四日目に祭りがあるから、夏休み入ってからすぐでいいじゃろ…」
「なるほど…そうしたら、ちょうど、三泊目の夜に祭りがあるってことか…」
「そういう事じゃ…」
「蛍斗!それよくない!?」
「蛍斗君、私もそれ賛成!」
「けいとお兄ちゃん!ともこもそれでいいよ!」
「私も、それの方がいいかも…?」
「じゃあ、そうするか…夏休み初日に出発ってことで」
「うん!」
この後も少し続き、夏休みのミーテイングが終わった…
「明日は集会だからねー?遅れちゃだめよー?」
「はーい」
「おっけー」
「うん、覚えとく」
「了解した…」
そして次の日になった…
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