明日の約束

 「ここがけいとお兄ちゃんの家?」

「そーだぞー」

「わーい!!はやくはいろー!」

「入る前にレインコート畳んでなー」

 「はーい!」

「ただいまー、母さん買ってきたよー」

 「ありがとー」

 「おじゃましまーす…」

 「え…だれ…蛍斗…説明よろしく。」

「えっと…だな、」

 「初めまして!七五三供子っていいます!!」

 「供子ちゃん?いらっしゃーい」

「おじゃまします!!これどこに置けばいいですか?」

 「あら~供子ちゃんこれ持ってきてくれたの?偉いね~」

「供子ー手を洗って、俺の部屋いくぞー」

「うん!」


「ふー疲れた…」

 「みぁあお」

「お、猫ちゃんおかえりしてくれたのかー?」

「おじゃま…し…、っ⁉…え⁉あの時の猫ちゃん!!??」

 「あーそういえば、そうだったな、供子、追いかけてたもんな…」

「うん!この家の猫だったの?」

「いや、違うよ…野良猫でなんか俺に懐いて付いてきちゃったんだよ」

 「へえ!そうだったんだ!!」

「そうなんだよ、」

 「名前は何なの?」

「いや、特にはないな…、猫ちゃんって言ってるし」

「えええ!!じゃあ!ともこがつけていい?」

 「別にいいよ、好きなようにつけな?」

「じゃあどうしようかな~…う~ん、白いから…白いから!『真白(ましろ)』!!」

「お、いいネーミングセンスだ、じゃあ今日からお前は真白だ!」

 「にゃ~お!」

「よしよし!嬉しがってるみたい!!」

「ああ、嬉しがってるんだよ!」

 「うへへ!!じゃあなんかして遊ぼ!!」

「じゃあ、この前、買った、このゲームでもするか?………」

「いいねぇ!………」


 俺は色々なゲームをしたり雑談したりして遊んだ


「じゃあ次はこのゲーム!!」

 「ああ、いいな、!」


 キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン………


「あ、もうこんな時間か…」

 「えええ…早い…、」

「まあ仕方ないな…また今度遊ぼうな」

「明日は!?」

ああ、明日は初葉と桃乃と遊ぶ予定があるんだよな…どーだろ一旦聞いてみるか…

 「明日は、友達と遊ぶ予定があるんだけど…二人とも、優しいから良いって言っ

  てくれると思うよ、一旦連絡とってみるね」

「うん!!じゃあ!けいとお兄ちゃん!」

「ん?」

「連絡先、交換して夜連絡してよ!!」

 「ああ、それは、ナイスなアイデアだな…じゃあそうするわ」


 「おじゃましました~」

 「供子ちゃん~またいらっしゃ~い」

 「は~い」

「供子、家まで送ってこうか?」

「ううん、大丈夫だよ!一人で帰れる!」

「そうか、気をつけて帰れよ!なんかあったら俺にすぐ連絡するんだぞ?」

 「うん!わかった!それと…」

「ん…?どうしたんだ?」

 「ともこね!!」

「お、おん?」

 「「「将来はけいとお兄ちゃんと結婚する!!」」」

「そ、そうかっ、大人になったらな~」

「うん!!約束だからね!!!」

 「お、おう」

「じゃあーーねーー!!」

「またな~」


これは、よくあるやつだな…小さいころに私、〇〇君と結婚するって言っときなが

ら大人になると別の彼氏ができて結局、結婚しないっていうあれか…。まあ、大人

になったらなって言っておけばなんとかなるだろう…うん…。



よし、じゃあ、初葉と桃乃に連絡しとくか…まずは、初葉から…


【初葉】


『蛍』《初葉、明日遊ぶときにもう一人友達連れていきたいんだけどいい?》


『初』《友達って?桃乃ちゃんの事?》


『蛍』《いや、桃乃じゃない、供子っていう子》


『初』《別に大丈夫だよ》((け、蛍斗君が私たち以外の友達!?))


『蛍』《ありがとーじゃあまた明日ね》


『初』《うんじゃあまた明日!》


次は、桃乃だな…


【桃乃】


『蛍』《桃乃、明日遊ぶときにもう一人友達連れていきたいんだけどいい?》


『桃』《え?だれー?うちがしってるひとー??》


『蛍』《いや、多分知らないと思う、供子って子なんだけど…》


『桃』《うん、知らなかったわ笑》


『蛍』《でしょ?笑》


『桃』《まあうちはぜんぜんいいよー?初ちゃんがなんていうかわからんけど…》


『蛍』《初葉は、いいよっていってたー》


『桃』《おお!おっけえ!おっけえ!じゃあまた明日!駅集合で!》


『蛍』《りょーかい!じゃあまた明日》


よし、これで許可は得た…供子にも連絡しとかないとな…


【供子】


『蛍』《供子ー明日、供子もきていいってさ》


『供』《けいとお兄ちゃん!!ほんと!?》


『蛍』《ああ、ほんとは駅で待ち合わせなんだけど、供子は俺と一緒に行くか?》


『供』《うん!!いく!!けいとお兄ちゃんの家に行けばいい?》


『蛍』《そうだな、10時くらいに俺の家来てくれたら嬉しいかな?》


『供』《わかった!!!じゃあ!そのくらいにけいとお兄ちゃん家に行くね!!》


『蛍』《おう、じゃあそれでまた明日な》


『供』《うん!!また明日ね!!!!》


 これで全部終了だな…てか明日どこ行くんだろ…全部、桃乃に任せたけど大丈夫

 かな?まあ明日を楽しみに今日は寝るか…。

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