空想
戸の間に光が挟まれて哭いた こびりついたは垢だったな
障りだけが模様する美しい塵芥にうんざりもするんだ
流れて逝けるのなら僕は君の腹を裂いて美しい花になりたい
光の渦に巻き込まれ戻れるなら出逢えなくても怖くはないのだ
今は煌々と明かりに群がる過去を塗り潰して闇に溺れる日々だ
然し死にはしないのだ。ただのうのうとその時を待つモノに等しい
生きたまま死んでいたような、うたかたの錯覚を覚えたいのに
みえているのだ、ゆらめきは逆風をも模倣する。俄然狂っていることに
但し気づかれていないはずだ。それはとうぜんを引き起こすだけの
すまないと謝れもしないのは私が悪いと知っているからだ
今の怠惰にときどきを委ね、許されていることに安堵する
何時まで続けるのか 何処まで往けるのだろうか
底に幸せがあると言う、誰が、諭したのだろうか
生暖かい風が私を腐らせる、生かさず殺さず滑つけるように
触りも持たず、飼い慣らされる。易しいだけの嘘に締めつけられる
いっそ殺せばいいのか、ならば罪は、私にこの身を懐くのか
自らを着せることしかできやしない。星界は中身など空なのだから
わたしはそらにはなれない。穢らしい雲が描いた月明かりの庭先にて
#詩コン 被(佳作
午前0:18 · 2020年5月6日·Twitter for Android
こうむるのか かぶるのか。
pcのあかり暗がりの中で ほぼ迷いなくコトバ出てきたもので、多分大分自分が混じってます。常々思い込まずに印象のまま書くように此処は心がけてます。
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