星界の畔

凹凸のものも しらみ潰しの 穢れは有て、

手探りにて遣わさせ 情け深くも灌ぐ

ほたるの瞬ぎ散じる、わらわらと蟻ども

ときに綻び、微に入り細を穿うが

石はかたく脆くも、かすみゆくもの


とおきものがたるをしらしめる


みち未知の はしきれを 濃淡に見初め

反物の裾を弾く雨風の名残も賑やかに

熱に浮かされ 毒を潜む 魅せて透る

ふかさを懐く。夜降よぐたちの泪たち


あなたにとってよりよきものであるよう


追従していくことりたちにつぐ。

叶うなら、願わぬなら 等

その瞳は確実に私を捕らえた

ゆめものがたりはおわりをむかわせ


舞い散らす 既に 遅く 細く

はなびらも こうようのかれはもどうどう

ゆくが云い、みちをあけるが善い、

我儘がままなりて、己と諭す。

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