101.かざぐるま

戦々恐々 ただオロオロと息を潜めて足を留める

焔は夢を追い翔ける 迄ども果てども空を見上げて

どこかしこに散らばる愛は 蝕むように私を照らすでしょう


覆い隠す散り埃 食い物にしている青虫を摘んでは殺す、

茨の道はだれ雪 花籠に手折っては巣食い先じては呑む、


甘い蜜と雪解ける 丸め込まれた祈りを視界に潰して

明けても酔いに意思を固める 求めては彷徨いゆくもの。


烈火に苛まれ憂いを迎え風を抱擁する時は零時半を廻る

火砲に印す赫と滴りを施すは熟れた苺か青い林檎だろうか


まあるいようだからこの手で握ったものとさすれば

風船が萎んでゆく様を哀願するように幾度も飛ばし

刹那に落っこちたbetの針で赤い実は鮮やかに転じました。


僕は、目を醒ました 今日が終わる瞬間 今が繰り返される

現実に戻ってきた 幸か不幸か、coinを投げて決め込みたい

ねむれないから、真っ直ぐに 今だけを 殺してください。


【かざぐるま】

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