第100話慟哭


薄墨のピン留めに突かれ

手水鉢に落とした

頭蓋が見つからない

嗤え笑え! 嘲り哂え!

些細ないざこざに脅され

影が魅せる灰にも至らぬ

感嘆符NO目覚め⑷

足を踏み外したのか

世迷言の鴉の命日よ

かんぬきは閉まっていたと

退く一閃!

燻る物一点炸裂桜の花火

狐憑きは嗤い乍ら行う

旗、潰された過去、

三面鏡は化粧を施しようもなく

閃光と地るネモフィラの

裂き、開かれた未来。

いつでも足並みを揃え待ち構え

影を墜とせ待ち草臥れた

箪笥の装飾を塗り潰して

底の見えないものが穢れ、

炸裂

どこ吹く風で在ろうものかと。

錯列

希望か 半紙に一生を描く

時は言っても経っても

たね爆弾

はえるはえるはえる

綺麗奇天

烈花を突く!

ある朝道の惑い(シ

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