第76話情瑠璃之知
倒れこむこともできずに、と愚痴を零す。
正直、限界だった。と自らを褒め
何の意味もない 、積み重ねることもない。
タダの吐瀉物が惨々にも泡沫に消える
此処はもう其処の底、彼方に託し身を預ける
大事に抱いていたモノが、空虚なコトに成り下がる。
灰壁に指を這わせヱ昊を描いても 何の意味もない、
誰かの楽しみが私の苦しみに変わる
いついつまでも魂を惹く、数多の願いの星が惹く。
見晴らしは無情にも明け透けなく 空けて暮れる
息をするのは当たり前と教えられなくてもできるという
何に怯えているのだろうね。ないてしまうは自然なことで。
あなたの願いを頂いたのか
わたしの祈りが通じたのか
世に言う神様は死に絶えた
一番星は輝き堕とし、輝きだけを摺り込まれてゆく。
よくぞここまで来たのだと信じて歩みを留め、
彼方を螺旋に星界は
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます