第33話 或いは、俟つ

おどれおどろ。はい出るばかりの土竜たち

創業とした蟒蛇の欠片アソビ。


選択肢はいつでも足踏みしている。

綺麗になることは一生ありません


眠れない朝日には、曇天に飾られたsampleを望み

白銀の指輪は、雪兎の輪切り、

開腹した中身をくりぬいた。実話。


詫びている。侘しいか、

輪になろう。和になったンだろう。

我侭にdanceを。

まあるいお月様に溢(こぼ)れ落ちたんだ


誰にも看取られずにお口に入ろ

食べられなかったお弁当の中で

爪楊枝に消された冬。


本当のホントは嘘。

ただいま、満たされた日には

おかえり、誰もいない空箱の部屋の泣き言。


只今、お還り。おやすみよ、云ってらっしゃい。

見てらっしゃいな、酔って要らして。


偽り方を忘れた、墨の底に赤子が啼く

どんな色を持つのか、永遠(とわ)れて見れば

天開図は、矢張りほっぺた一個分の差異。


その減らず口を塞がれれば。

或いは。

黙り告る明方を殺してくれ。



或いは、俟つ

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