第5話
のどを枯らしたイジデンは、かつて生まれた土地である草原からも去らなくてはならなかった。
のどの渇きを潤すには水が必要だった。水は溜まった場所からオアシスを作り出すが、それは幸運に恵まれなけばならない。
砂漠の灼熱と、太陽の陽光に当たり誰もが暑かった。
逝く年月を過ごしだろうか。幾年月をかけて、イジデンが始めてのどの渇きを感じてから何千年経ったのかは知らない。
草原はすでに砂の山と変わっていた。
ヤシの木が沢山生えているところにオアシスはあった。ほかにも鳥たちも集まり水牛なども家畜としてオアシスの水を飲んで働いていた。
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