煮えたぎる言葉の墓場





腹の内

奥の方に

煮えたぎる沼

まるでマグマのよう

殺したい言葉が煮えている


些細なささくれすらも許せずに

溢れ出す血液のような負の感情

声に、態度に、表情に

表に出したとて誰も救われぬ



それでも



次から次へと湧き出る負の感情を

どうにかしなければ

自身が崩れてしまうのならば


煮えたぎる感情を言の葉に

その汚れた言葉のやいば

腹の内にある沼へ棄てるのです



マグマのように煮えたぎる言葉の墓場を


腹の内の奥深くに抱きながら生きるのです


身を内側から焦がしながら


生きるしかないのです













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