倒れた言葉の羅列





線の上を歩くような


危うい気配


いつ終わるだろうか


いつ終わるだろうか


夜の海で問うても


触れられたのは


溢れ出した涙だけ




霞んだ正気で抑えている全てを


解き放てば終わるだろうか


終わるだろうか




夜の中を降る雨の音を


窓の内側から聞いている


はずなのに


深い海の底で息も出来ずにいる


そんな気分





いつ終わるだろうか



何が終わりなのだろうか









詩でもなんでもないような

言葉が倒れているだけのなにか


この倒れた言葉の羅列こそ

握り締めているナイフで

切り裂くべきなのだろう









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