建国の夢



ここからいつも見ていた

愚直が故にいつも少しだけ誤解され

損をしている君を




補色を持たず

大衆に溶け込めない君を




自らの至らなさに

鞭を打ちつづける崩れ落ちそうなその背中を





苦汁を飲んで飢えを凌ぐような日々に耐え

やがて君は知ったのだ





望むといい


築くといい


緋い鉱石のような君よ

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