約束
作)作者です今回の話は一応異世界でのお話となります
誤字脱字等ございましたら教えていただけると幸いです
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僕は嘘をつくのが苦手だ
どんな嘘を着いてもあの子にバレてしまう
顔の表情を意識したり
目線なんかもバレないように調節したりているがバレてしまう
なんで分かるの?とあの子に聞くと
『私はなんでも知っているのよ、あなたのことなら』
と笑いながら返してくる
そんな僕の初恋の人
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私は嘘をついている
自分にも、周りにも
嘘をついている
そんな自分といつも一緒にいてくれた
あいつを私は忘れないだろうこの感情に嘘はないはずだ
私は幼い頃に事故に会い両親と記憶を失った。でも、薄っぺらい約束とアイツのことだけは覚えていた
両親の代わりになってくれた家は代々詐欺や盗みなどの犯罪を犯していた
私は幼い頃から嘘に塗り固められた世界で盗み、詐欺、殺人を繰り返していた
そんなある日、1人の青年に出会った
青年と言っても私と年は変わらないだろう
青年は出会い頭に「千歳ちゃん?」と言ってきた
この世でその名前を知っているのは私とアイツだけだ
「久しぶりだね、嘘ツキノ少年」
私はもう千歳では無いそれと同時に彼ももういないだから私は彼のことをそう呼んだ
――――――――――――
なんでその名前を知ってるんだ?
どこで間違えた?
なんでわかった?
それと目の前のこの子は千歳ちゃんでは無いのか?
僕は焦っていた
僕は探偵をしている。探偵と言っても変装して追い掛けて情報を得るだけの仕事だが
今、僕は、女装をしていたそれもかなり丁寧に
でもバレた名前を読んだのが行けなかったのか?
わからないわかないわかない
なんでだ?なんでバレたんだ?
「ねぇー?今なんでバレたんだ?って考えてるでしょ?」
「?!」
「私はなんでも知っているのよあなたの事なら」そう言って彼女は笑った
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