会長…………冗談ですよね?
「悠斗」
「ゆーくん」
「ふくかーいちょー」
うるさいなぁ、せっかく寝ようと思ったのに
「ゆーくん、寝ようとなんかしてないよね?」
いけね、心読まれた
「いくら罰ゲームが嫌だからって」
「寝るのは」
「ダメでしょう」
「分担して言うな!」
「すやぁ」
「会長が寝るんですか!?」
「はいはい、罰ゲームですねー何すりゃいいんですか?」
「「「女装」」」
俺は走り出した、と同時に捕まった
そして服を脱がされ会長は外へ出た
この間わずか3秒
何もんだよこいつら、ほんとに!!
そしてなぜ書記がまだ居るんだよ
「私は見守る義務がある(キリッ」
「あーはいはいわかった」
そんな事を話している間にも着替えは進んでいく…………おわったっぽい
「……………なぁ」
「…………なに?ゆーくん」
「俺の制服どこやった?みー」
「会長にプレゼントした☆」
「まじか」
「うん」
「俺さ、体操服忘れてきたんだよね。」
「ゆーくん?」
「多分、会長は制服返してくれないし。」
「ゆーくん?」
「俺にどうやって帰れと?」
「いっしょにかえろうよ!」
まじか、書記、まじか
「まじか」
「大丈夫だよ似合ってるから!」
「メイクとウイッグで誰かわからない状態だから大丈夫だよゆーくん」
「そうだな、ただ、書記がピンク髪と金髪のメイドを連れているって言う噂ぐらいで済むか」
「うん!だから大丈夫だよ!ゆーくん」
すぅーーはぁーーすぅーーーはぁーー
うん、深呼吸も終わったしそろそろだね!
「大丈夫なわけあるかぁぁぁぁぁぁぃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
「ふぅ、スッキリした、じゃあ帰ろうか書記、龍」
「「う、うん………」」
後に2人はもうあいつに女装させてはいけないと語った…………
――――――一方その頃会長は
「すぅーーーすぅーーーはぁ、いい匂いさいこぉ〜〜〜〜」と、悠斗の制服の匂いを嗅いでいた
――――――
「へっくち」
「ゆうくーん?だいじょーぶ?」
「大丈夫だよ」
「それなら良かったですぅ〜」
「そーいや、会長は?」
「「あ、忘れてた」」
―――――――――
ガラガラッ!
「かいちょ…………何してんすか?」
「ち、ち、(すんすん)違うのだ!」
「ほぉー何が違うんですか?僕の制服持って」
「ほんとだねー?かいちょなにしてるの?」
「うっ………(すんすん)こ、これはぁ(すんすん)ちが(すんすん)うの(すんすん)よぉ」
「匂いを嗅ぎながら言われても説得力はねーよ!!」
――――――――――――続く
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