私と彼と
――――――side女の子
「もし、良ければ私と踊りませんか?」
今日は学園祭最終日、私は1人の男の子に声をかけた
「よろしくないので、お断りさせて頂きます」
断られてしまった
「なんで僕があなたと踊らないといけないんですか?」
「そこまで言わなくていいじゃないですか!」
「そこまで言わないと、くどい人がいたので、では」
彼はすごくいい笑顔で立ち去ってしまった
「なんで、この私が!誘ったのに!」
私は、生徒会長で学園のアイドルと言われてるらしい、だから、せっかく!彼を誘ったのに!!
どこがダメだったんだろう
―――――――――side男の子
はぁーーー見られなくて良かった
あんな美人な女の子と踊ったら集中を浴びてしまう
僕は、小学校の頃から周りに避けられていた
登校するとみんなコソコソ話て、僕が話しかけると、女の子は鼻血を出したり倒れたりして、男の子達はなにかに怯えるように、震えてしまうそんな僕をアイツらは助けてくれた
「見られるのが嫌なら、前髪を伸ばして気にならないように遮ればいい」
リーダーの彼はそう教えてくれた
それからは毎日が楽しかった、
あの日までは――――――
そろそろ現実を見るか、腕が重いし
だから僕は断った、なのに、なんで、あの子は彼女は
―――――――――僕の腕に抱きついてるんだ?
ねぇ!なんでー!
―――――――――side女の子
腕に抱きついてしまった、
どうしよう、見ず知らずの男の子に抱きついてしまった
彼は長く伸びたまえがみを気にするかのように、抱きついた方とは逆の手で髪を整えていた
なんで、鼻の頭まで伸びた前髪を切らずにいるんだろう、どんな目をしているんだろう
そんな事を考えていたら
「そろそろ離してくれないか?僕は、見られるのが怖いんだ」
と、言われた、どういう事だろうここには、誰も居ないのに
私は彼の顔が気になった、帽子を被っていて気付けなかったが、髪の色は派手な金髪で、身長は、私より10cmほど大きい男の子なのだが、彼の目は見えない、見たい、すごく見たい
私は気が付けば彼に
「目を見して?」と言っていた―――
――――――――――――side男の子
目を見してと言われたこんなに人が居るのに、こんな所で、前髪をよければきっと、また虐められる、、でも、彼女は諦めないだろう
だから僕は誰も行かない、いや、あいつら以外誰も行かない所へいつもの所へ、彼女を連れていった
―――――――――side女の子
彼は「ついてきて」と言って歩き出した
私は照れながらももう一度、腕に抱きつき彼の隣を歩いた
さぞ目立っていただろう、でも、私は気にしなかった
彼は私の思い出の場所に連れてきた
ここは、5人の場所だ
私とあの子と彼らの思い出の場所だ
ついて真っ先に私はこう言った
「なんで!?ここを知っているの!!?」
「ここは俺の大切な所なんだよ」
「俺達は忘れない限りさいきょー」と私は呟いてしまった
「お前こそなんでそれを知ってるんだよ!!」
「私の1番大切な記憶の場所なんだよ」
「お前もしかして総司をしってるのか?まさか、来夏なのか?」
「そうよ、私は来夏よ、翔太?」
「まじかよ、すまない、冷たい態度を取って」
「いいよ、金髪で白い目のモテモテの翔太くん?」
「根に持ってるだろ!お前それ!!」
そう言って10年ぶりに再会した、2人の話は幕を閉じた
―――――――――trueend
「こんなもんでいいか、」と、総司と、翔太、来夏、尚人、彩は
ゲーム【幼馴染の5人】を完成させたのであった
終わり
―――――――――
今回はちょっと長くなりました。
なんやかんやで、今日も通うの続きになりました
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