今日も通う(2)

3人で大笑いしたあと、私達は連絡先を教えあった後、今日は解散した。




――――――キーンコーンカーンコーン


ガラガラッ!

そんな音を立てながら先生が入ってきた、

今日も憂鬱な学校生活が始まるな、なんて思いながら、私は前を向いた

「転校生を紹介するぞ!これからクラスメイトになる2人だ!」

先生がそう言った後、2人が入ってきた

総司と、尚人だ

2人は、私にウインクした後、自己紹介をした


「上杉尚人です!よろしく!」

「蒼井総司だ、紗季と、こいつの幼馴染だ」

2人はそう言った、視線が私に集まった。

注目されている、気持ち悪い目が目線が、私に集まっている、居心地が悪い



「先生、具合が悪いので、保健室行ってきます。」

「大丈夫か?保健委員連れてってやれー」

「保健委員はいませんよー」と、言いながら私は教室を出た。








―――――――――放課後

「ごめん!!」

「いいよ、今は大丈夫だから」

総司は、私に謝ってきた

私は見られるのが怖いのだ、この事を知っているのは両親と、先生と、あの4人だけ、

「ごめん、俺、俺嬉しくて、紗季と同じ学校に通えるんだと思って舞い上がってて」

そう言いながらは、泣いていた

「もういいから、それより尚人は?」

「屋上に行ったよ」

「じゃあ、王子様私を屋上まで連れてってくれますか?」と、冗談混じりに総司に言った

総司は、「もちろんですよ、姫」と言った

そして私達、2人は笑いながら、屋上へ向かった




――――――

階段を2人で登っていると鼻歌が聴こえてきた

「〜〜〜♪〜〜〜〜♪」

この曲は、私達の曲だ。

この曲を、総司は覚えているのだろうか、覚えていたらいいな、そんな事を考えながら尚人に声をかけた

「懐かしい歌ね」

「そうだろう?この歌好きなんだ、毎日歌ってる、この歌を歌えば何時でも会える気がしたからな」

ふと総司を見た、総司は―――――――――――――――――――――泣いていた。私達も何故か、涙が零れていた、私はこれから先、5人揃うことがあるのだろうか、あったらいいな、そんな事を話て、私達はそれぞれの家に帰った


私は、総司を理由にしていた、総司が、生きているいま、私は生きている意味を見失った、私は、総司に恋をしていたのだ、そんなことを悟った私はナイフを首に当てて舌を出し、鏡の前で「じゃあね」、と呟いて、ナイフを手前に引いた





――――――――――――BADEND

こんな終わり方でいいんだろうか

そう思いながら総司は、自分で作ったゲームを、テストプレイしていた

終わり

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る