第6話宮下可憐は企んでいる

「それで話って何かな?宮下」

「ちょっと隼人と話がしたいなぁ〜って思ったんだけど、いけなかったかな?」

「別に俺の前で変に取り繕わなくていいぞ、大体何言いたいのか検討がついてるから」

そう言うと宮下は人が変わったようになり、さっきまで愛想よくしていたのが嘘みたいな表情ていた


「あっそ、じゃあ言うけど桃李に近づかないでくれない?見てて不愉快になるから」

「なんでお前が不愉快になるんだ?別に宮下に何かしているわけでもないからいいだろ、

俺は俺のしたい事をするし、仲良くしたい奴と仲良くする、だからお前にとやかく言われる筋合いはないと思うんだが」


「アンタ何なの?もしかして星野になんか言われたとか?」

この話に星野も関わっているのか?よくわからんなぁ〜、話の展開が

何かあると思ってかまかけてみたら見事に引っかかったが、こっから上手くやらないと全て無駄になるぞ!ガンバ、俺!

「それがどうした?」

「チッ!やっぱあの女、桃李を狙ってたんだ...やっぱり早めに潰した方がいいか....」

なんか怖い単語が出てきたような気がするが、ここで一気に畳み掛けるぞ!

「大体なんでそんなに真堂をいじめたがるんだ?」


「なんでってそんなの決まってるでしょ?桃李をイジメれば桃李には近づく奴はいなくなるじゃない、そうしたら私が桃李に一生寄り添ってあげれる、みんなは助けないけど、私だけが手を差し伸べられる、私だけの桃李.....フフフ...」


え、いやちょっと待て、超展開すぎん?

ていうことは宮下は真堂に惚れてるって事でいいよな?まぁそうか、真堂の話してる時目が蕩けてるもんな、ヤベーなアイツ

「でもお前がいじめてたら寄り添う事も出来ないだろうが」

「桃李は優しいからどんなにいじめられてても優しくしてもらったらすぐに許すんだよ、あ〜桃李〜早く桃李成分補充しないと〜」

そういうと宮下は男物のハンカチを取り出し匂いを嗅いでいた

「何してるんだ?」

「何って桃李成分を補充してるんだよ」

「桃李成分って?」

「桃李の体から出てる匂いや髪の毛、唾液、皮膚の皮、爪、液体だよ」



あーーーー、察したわ、ガチもんのキチガイだわ、これ




これは関わらない方がいいな、よし帰るか、帰って真堂に報告しよう





「待て」

「何ですか?」

「私と桃李の事協力してくれない?あなたは私の秘密を知ってるんだから本来は殺すんだけど、特別に選択肢を与えてあげる、あっ、もし断ったら、あなたの人生壊すから、肉体的にも身体的にもね、後桃李に教えてもだから」


「わ、わかった」

「あなたの役割は桃李の日常観察と星野の警戒だから、一日の終わりに報告してね」

「あっ、はい」



この瞬間俺の学校生活は終わりを告げた........

気がした







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