第2話僕の地獄は終わらない

そして入学式から二カ月、彼女達はやはり学年内カーストのトップに立ち、僕は必然的にカーストの最下層的な立ち位置になりました

それも彼女達が同じ学校で、それも同じクラスになれば、中学のようにイジメられるのは当然でした


それも入学式の2日後には誰にも話しかけられなくなる程で、物凄い手際でやっているのですから、もう嫌だというより関心の方が強かったです

まあ僕が諦めているという感情が強く影響していると思いますが...



「ねぇ〜、真堂、ちょっとこっち来てよ」

僕が物思いにふけている間に宮下に呼ばれたようです

本当の事を言えば絶対行きたくない、この場から逃げ出したいが、そんな事をすれば捕まって校舎裏で気絶するまで殴られるんだ

ソースは僕です


そうこう考えている内にどんどん彼女の顔が歪んで行きます

早く行かないと...





「何かな?宮下さん」

「チッ!何かな?じゃねーよ!来るのがおせーんだよ!お前の頭は何の為についてんだよ!」

「ご、ごめん...」

「てかお前さっきこっち見てたろ?」

もしかして回想してる時に見てたのか?

やっちゃったなぁ〜

「マジでキモいから二度とこっち見んなよ!

ったく〜なんでこんな奴と話さなくちゃいけないんだよ」





まずそれだけの事で僕を呼び出すなよ!

とは思っても本人には言えません、やっぱりイジメられる原因はそこなのかなぁ〜








「ねぇ、真堂君」

「はい、えーっと確かクラス委員長だよね?」

「うん!委員長の星野雫(ほしの しずく)

だよ!覚えててくれたんだね!」

「まぁ一応ね、それで星野さんはどうしたの?」

「真堂君いつも一人で寂しそうだったから、話しかけたんだけど...ダメだったかな?」

「全然そんな事ないよ、むしろ嬉しいくらいだよ」

「嬉しい事言ってくれるねえ〜」

星野さんはそういうと笑顔で微笑みかけてくれた


いつぶりだろうか、僕に話しかけてくれた人は...

久しぶりの他人との会話に僕は嬉しくなっていた



「真堂君って噂と違って意外と話しやすいんだね」

「噂って?」

まぁどうせイジメられているから話したくないみたいなものだろうけど

「なんか真堂君と話すと、真堂君に目をつけられるとか急に不機嫌になって殴りかかってくるみたいな噂だけど、そういう人じゃないって話したらわかったよ、でもそんな噂誰が流したんだろう?」

「多分宮下だろう」(ボソッ)

「授業始まりそうだからそろそろ行くね、また話にいくからその時は覚悟しとけよ〜!」

そういうと彼女は笑いながら自分の責任に戻っていきました、ハァ〜、何で僕がこんな目に合わなければいけないんだ、僕が何したっていうんだよ...































宮下side

「ねぇ、星野さん?」

「どうしたの?宮下さん」

「さっき真堂と話してたよね?やめた方が良いよ、アイツ何するか分からないし、うざいから」

「そんな事ないよ、真堂君と話して噂みたいな人ではなかったし、そもそも話す話さないは私が決める事だから、大丈夫だよ」

「それと、噂流してるのって宮下さん達だよね、やめた方が良いよ、そういうの」









何アイツ、ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく.....






















私の桃李に手を出して、絶対このままじゃ終わらせない...










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