第2話 地獄
「おいっ!ブラックバーン!起きろ!ブラックバーン!」
カンポが俺を物陰まで引きずっていた。
ブラックバーンは状況を理解出来なかった、なぜ自分は引きずられているのだろう、と
所謂 軽度の意識障害である。
しかし意識は鮮明になってきた時ブラックバーンは状況を理解する、大破したハンビーに応戦する輸送隊と同僚達。
一気に意識は明白となり M4A1を手に銃撃してくる敵に応戦した。
その時工兵隊が
『RPG!正面のビルだ!来るぞッ!』
飛来したRPGは輸送隊の盾となっていたトラックに直撃、トラックの弾薬に引火し巨大な火柱を立てた。
『負傷者多数 追加の応援を』
と輸送隊指揮官が無線に叫んだ時、彼は凶弾に倒れ首から血を流し物言わぬ骸となっていた。
「ミスフィット指揮官!こちらミスフィット1-3、輸送隊は壊滅ッ!至急増援部隊を要請する!」
と本部へ無線で応援要請を出すカンポに現実は無情だった
『即応部隊を編成中10分で到着予定!オーバー』
ミスフィット1-3メンバー等は焦っていた、残弾は残り僅か10分も耐えることなど不可能に近いと
敵の放った弾丸がカンポの隠れる遮蔽物に
パシ!っと音を立ててはめり込んでゆく
その時カンポがメンバー等に指示を出した。
「スモークを炊いて輸送隊のトラックまで走って弾薬を確保するぞ、モンテス!軽機関銃で制圧射撃だ!ブラックバーンとマコビックはトラックに弾薬を取りに行け!俺はハンビーのM2で援護する!」
そしてカンポが大破したハンビーに向かいながら言った。
「3,2,1,で一斉射撃だ2人は走れ!そして戻ってこい」
「準備はいいか?」
と各自に聞くと。
「いいぞ!」
「さっさと片ずけよう」
「OKだ」
と、そして
「3、2、1、撃てぇ!」
ダダダダダンと軽快に銃声がならされ輸送隊のトラックへの道にスモークが炊かれていく。
「戻ってくるぞ!援護しろ!」
そして無事にブラックバーンとマコビックは元の位置まで戻ってきた。
「ブラッドレーにM136が2発と戦闘用5,56mm弾薬箱が4つあった」
M139(AT-4)はスウェーデンのサーブAE社が開発した単発式使い捨て無反動砲であるBF3でホテルに撃ち込んだ奴やBF4のバトルピックアップの奴である。
アメリカを筆頭にNATO諸国で配備されている。
閑話休題。
「たまにはSEALsらしいこともするじゃねぇか」
「それ僕のこと皮肉ってる?」
と絶望的だった雰囲気も少しは和んできた様子だ、しかし状況は変わらない。
放たれた弾丸がミスフィット1-3メンバーの隠れている遮蔽物に不快な音を立ててはめり込んでゆくのは変わりない。
その時、
「右正面 ホテルの2回!RPGだ!」
それが最期の記憶だった
ーーーーーーーーあとがきーーーーーーーー
小説って難しいね...。
まぁ勉強の合間に頑張って書くから楽しんでってや笑
次回! 戦場の神は砲兵だけだってんだ!
海兵達が行く、異世界戦記 天パのまっさん @tenpanomassan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。海兵達が行く、異世界戦記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます