第7話

なんでそうなったかは分からない。


君は居なくなった。


仲間たちと一生懸命探したが見つからない。


本当に突然の事だった。


自分達は同じところにいたはずで、互いに似た人だと認識していたはずだった。


酒を呑み飲まれ、互いを壊して話をしたはずだった。


同じ場所から立って逆向きに歩いてたのかもしれない。


終わりがあの小説を思い出す。


やっぱり自分達はあの小説に似てるのかもしれない。


主人公は哭いていた。


ヒロインが亡くなりそれに対して心から哀しんだ。




私も哭けばいいのだろうか。


君がいないことに対して。


君ともう討論ができないことに対して。





君はまだまだ変人だ。


私はもっと変人かもしれない。

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変人 Ley @Ley0421

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