第3話

君はいわゆる変人で世間一般とは離れた感性を持ち生きていた。


話から漏れ出てくる見方、考え方、言葉の選択。



全てが変わった人だった。




在り来りな言葉しか紡げない自分に言葉の巧みさを教えてくれた。



一方君もこう、言っていた。


「貴方も変わっている」と。





似ているとは思っていたがどこか違う。


それが自身が凡人である故だと考えていたため、変わっていると言われ初めは驚いた。



しかし君経由で知り合った多くの人々。


普通でない、変わった人。



彼、彼女らとの交流を経て『変人』と呼ばれることへ嬉しさのような誇らしさを感じていた。

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