〜カーバンクルと魔術師〜

ルビィことカーバンクルの僕はやっと思いで王都に着き手紙の送り主がいる城へ向かっていた。


いや、それにしても自分が憧れの王都くるとは思ってもなかったなぁと呟く。


王都の門くぐると正面大きな噴水広場があり道なりに進むと商店街があり活気に満ち溢れていた。


うわぁ〜。何コレ、人がいっぱいいる。


そこは見渡す限り初めてみるものばかりでテンション上がっていた。


近くあった屋台のオジサン声かけられ、びっくりし不意を取られたしまった。


そこの少年は王都は初めてかい?


僕はこくんと縦に首振った。


そうなら王都を楽しまなきゃ損ってもんだ。


どうだい?うちの王都名物串焼きは


さっきから近くでお肉が焼けてる匂いしている。鼻腔刺激するスパイスの香りは…。


屋台のオジサンが王都初めて来たお祝いだ。

通常なら銀1枚ところ半額銅貨5枚で!


気づけば財布から銅貨5枚を払っていた。


おそるおそる口にした。ほっぺが落ちそうなくらい串焼きは美味しかった。


食べ終わった頃にオジサンはどうして王都来たのか尋ねられ僕はフリーズした。


屋台のオヤジは僕の前までやって来て顔の前で手を振った。


そのおかげ意識取り戻すと同時に「うわぁー」と大声で叫んだ。


憧れの王都に来て美味しいもの食べに来たのではないと気づき、オジサンにお城までの道を尋ねた。


それからというと周りには目をくれずにオジサンが教えてくれた道をお城に向けて歩いた。


ようやくお城の門前までやってくると門前には図体の大きな番兵さんが立ていた。


番兵さんはこちら気付き声かけて来た。


なんの要だ。


余りの怖さに少し沈黙後、番兵さんに手紙差し出した。


それを見た番兵さんそれを受け取り手紙の封蝋みて王都紋章が刻まれいる確認しもう一度僕に尋ねた。


僕はこの手紙受け取り主の代理の者です。

差出人の役人さんに会わしてもらいませんか?と言った。


番兵さんはそうかそれなら早く言えといい、近くある小屋までいき仲間番兵とやり取りしたのちこちら戻って来た。


今、開門するから待っていろ。


僕は頷いた。


すると、開門と同時に跳ね橋かかった。


番兵さんは先程受け取った手紙僕に返して

入れといい、城内に案内された。


入ってすぐ庭園が広がっていてその先立派なお城が建っていた。


城の扉前まで到着すると中から黒服を着た年配の男性が出てきた。


ようこそ、ルビィカーバンクル様。お待ちしておりましたっとお辞儀をした。


僕もそれに釣られてお辞儀をする。


中に案内され赤いカーペット敷かれた廊下通り客室辿り着いた。


少々お待ち下さいませ。と黒服の年配男性が言ったので


僕は素直に待たして貰うことにした。


しばらくすると客間ドアが開き、男性が入って来た。


僕をみるなり眉を潜めながら自己紹介した。


私はウィズ男爵、よくぞ遠ど遥々王都へ。以後お見知り置きを。


それではと言い、黒服の年配男性その場を離れた。


それを確認するようにウィズ男爵がゴホンと咳払い、


それでは単刀直入に本題から入らせて貰うよっと言いがら客間にある椅子座るよう促されたので一緒に席に着いた。


私が一番気になっているのは我が王都が管理してる国立王都中央図書館所属の魔術師が数日間行方不明になりなにもなかったように戻って来た件についてだ。


それで君の見解は?


その件につきましては村長から見解を承っていますといい、


僕はその事件全貌について村長から教え貰ったことメモにした紙みて男爵に説明した。


ウィズ男爵はなるほどといい少し考え込んで、


しばらくすると男爵はでは真相確かめるには…


次の図書館の定休日の日に教えてもらったとおりにやれば同じ事が起きて事の真相がわかると言うんだな?


僕は頷いた。


しかし、アレが実際存在していたとは驚きだと目を見開きながら


俄かには信じがたい事実を知りなんとも言えない感じの空気が流れた。


男爵は困惑しているようだった。


しかしそんな男爵は僕に助力を求めにきたのである。


君さえよければ次の日の図書館の定休日まで王都に居てもらえないかと。


思いやらぬ問いかけ僕はびっくりし頭にクエスチョンマークが浮かんだがある意味男爵の申し出には納得できる部分があった。


わざわざ定休日なんかに図書館行き、一定の条件満す事で隠し通路出現させる事に万が一失敗しても僕がいればリカバリーが効くのではなかろうかという思惑が見え隠れしていた。


申し出を断わろうと思ったがせっかく王都来たのだからもう少しだけ楽しんでいこうという自身の誘惑負け渋々了承をした。


「では、頼むよ」というと男爵は豪快に笑った。


王都滞在中の僕のお世話をすることを絶対条件に僕は協力するになった。


そうこうしてるうちに日が傾き始めたので一度、男爵に挨拶をしお城を後にする事にした。


先ほどの商店街まで戻ってくると


出店で会ったオジサンが近くベンチで頭を抱えながらうなだれていた。


その様子が気になり近づいみるとオジサンはこの世終わりかのような顔を僕に向けた。


苦笑いをしながらおう、少年。無事にお城にはつけたか?っといい溜息ついた。


その様子を心配した僕がオジサンこそどうしたのと尋ねてみた。


それがよ、出店の売上げを泥棒されたちまった。


え⁉︎っと僕は驚き言葉を失った。


また苦笑いしオジサンはうなだれてしまった。


僕はもしかするとその犯人を探す事ができるかもしれないと思った。


よくしてくれたオジサンの為に人肌脱いであげようとオジサンにもしかしたら犯人を探せるかもと伝えた。


すると鼻水を啜りながらオジサンは僕に抱き

本当か、と僕へ目を輝かせて言った。


自信は無いけど僕に任せてと見栄はってみた。


それから僕は犯人を捕まえてるべく王都を隈なく探した。


僕らカーバンクルはお宝やマッピングをする事が得意な種族である。


言い換えれば【出店の売上(硬貨)=お宝】みたいなものだからひょとしてひょとすると、


売上持ち逃げした泥棒が手にする売上がカーバンクルのレーダーに反応するのではという考えだ。


その感は当たったのである。


お宝が近くあると反応するカーバンクルの尻尾にある宝石が光っていた。


それ手掛かりに犯人に繋がる糸を探した。


すると王都の外から大きな反応がするので急いで王都の門へ走った。


運悪く王都の門が閉門する時間となっていた為、兵士達は閉門の準備を進めていた。


間一髪のところで王都の門から出る事が出来た。


更に反応が近くなったので林に脚を踏み入れた。



私はようやく王都まで戻ってこれたというのに門の前で立ち往生をしていた。


すると王都から光る何かが飛び出して来て林の方へ入っていくのが見えので私は後つけてみる事にした。


すると私の気配に何かは気付きお互いにびっくりして大声を出してしまった。


これがルビィとの出会いだった。(これがマリリンとの最悪(素敵)な出会いだった)


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