〜隠し通路と部屋〜

あれから私はカフェ&バーのサーティー自室で(魔法)国立王都中央図書館の七不思議【見えざる隠し通路と部屋】について話した後、私はカフェ&バーを後にした。


外はすっかり夕暮れになっており、この町の宿で一泊し翌日朝に王都に戻ろうと思ったがすぐに町出れば王都の閉門時間に間に合う筈と町を出た。


その帰りの道中サーティーの話しから得た情報を整理する事にした。


まず噂の(魔法)国立王都中央図書館の隠し通路と秘密部屋について。


何らか方法でしか見えざる隠し通路出現せず、その先ににある秘密部屋辿りついても何者かによって記憶消され部屋で起きた事柄全てを忘れしまう。


最近、それを体験したサーティー本人から噂では得られなかった話を順を追って思い出す。


1.その日、(魔法)国立王都中央図書館は定休日だった。

2.魔術師なら平日,休日問わずに出入り可能。

3.図書館所属の魔術師ならゲート使用し魔法学校へ行き来すること。


以上事を踏まえて改めて考えてみる。


1.の(魔法)国立王都中央図書館の定休日はその月の暦で変わる。


2.普段なら定休日の図書館に一般人が立ち入り事出来ない。※だだし魔術師例外


3.図書館所属の魔術師は時間を問わず、図書館を経由して魔法学校行き来する事が可能。


私が導き出した【見えざる隠し通路と部屋】へ行く為の仮説は


1.(魔法)国立王都中央図書館が定休日であり尚かつ魔術師である事。


2.それとサーティーが偶然にも行なった図書館に朝日差し込む時間柱時計が時刻を知らせる瞬間にゲート使用する事。


以上2点の仮説を踏まえサーティーと同じ行動をしたら、隠し路が出現し秘密部屋まで行けるのでは?と考えまとめ頃には王都の門が見える位置までやって来た。


ふっ、と私は懐にあった懐中時計の時刻をみた。


時刻は王都が閉門する5分前指していた。


慌てて門へ駆けていったが私が門の前に到着する頃には門は閉まっていた…。


苦笑いし、「どうしようっと」一言呟いた。


門が閉まってしまったのは仕方ないと思い、


門の近くで野宿するかと溜息した瞬間に視界に光る何かが視えった。


それが何か気になった私は跡をつけた。



僕の名前はルビィカーバンクル。他の人からはルビィと呼ばれている。


とある日に故郷の村に村長宛の手紙が王都から届いた。


その内容は国立王都中央図書館の所属の魔術師が行方不明になった事と


でも、数日後には魔術師が戻って来た事がそう手紙に書いてあった。


僕達カーバンクルの一族はダンジョンに眠るお宝やトラップやマッピングすることが得意な一族。


その噂を聞きつけた王都の役人がわざわざ辺鄙な村へと手紙をよこしたんだという。


村長はふむ。っといい言葉発した後、顎に手を当て考え込んでしまった。


僕はしばらく村長の考えがまとまるの待った。


おもむろに村長が立ち上がり部屋の奥へ入っていた。


部屋の奥にあった書棚から古い書物を持って来て書物を開き今度は村長がうんうんと頷く。


やはりかっと呟く。


手紙にあった事柄から気になる事が書物にあったのだ。


村長は僕に王都へ行き、送り主に何が起きたのかを説明しに行くようお願いされた。


僕は頭の上にクエスチョンマークが浮かんだ。


村長はほほうっと笑いながら王都で何が起きのかを僕に教えてくれた。


僕は教えもらた事を忘れぬようメモをした。


村長は今日は遅いので明日王都へ足を運ぶよう指示をされ、その日は家に戻った。


翌朝、僕は昨日村長に頼まれたごとを果たすべく王都へ向かった。


王都へは2〜3日かかるので途中にある町々を経由してようやく王都へと着地した。


王都の前へ立ち大きな門を見上げた。


普段、故郷の村から余り出ないのでその大きなさビックリした。


そんな事考えていたとき門の方から女の子がやってきて僕の肩にぶつかった。


僕は怖くなり王都へ急いではいっていた。




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