師匠・オブ・師匠
バイト先のファミレスで時間まで働いてからスマホを見てみると、アカネちゃんからメッセージがきていた。
前に行った時からしばらく経っているし、そろそろ部屋の崩壊が極まっている頃だなあ。
『いく!』という返信をしてから、電車に飛び乗ってアカネちゃんの家まで向かう。
駅を降りると土曜の夜を楽しんでいる人たちで街は賑わっていた。ただ、外は風が強いせいか結構寒い。山から吹き降ろしてくる風がやけに冷たくて、耳が痛くなってくるくらいだ。僕はマフラーをしっかり巻きなおして、アカネちゃんの家まで急ぐことにする。
途中でコンビニでお酒とか、おつまみになりそうな物を適当に買ってからインターフォンを鳴らす。
「いらっしゃ~い、ユウ君」
上下ともフリースの部屋着姿で迎え入れてくれた。フリースの上からでも、立派な胸であることがわかる。
少し酔ってるようで、部屋に入るなり酒臭いキスをしてくる。
冷えた体にアカネちゃんのぬくもりがしみ込む。柔らくてあったかい。
「アカネちゃん、酒臭い」
「うるさいぞー」
そういうと、舌をねっとりと絡める情熱的なキスで攻めてきた。
やばい、なんというか、さすが年上のお姉さん。一気に体が火照りだして我慢できなくなってくる。
「まだ、シャワー浴びてないんだけど」
「じゃあ、一緒に浴びちゃう?」
にへらっと笑ってそんなお誘いをされてしまうと、これはもう仕方がない。
部屋はやっぱりひどい散らかり様だったけど、片付けは明日にしよう。
そのまま、お風呂でイチャイチャすることになった。
翌朝、アカネちゃんの作ってくれた朝食を食べて、部屋で掃除と洗濯をして昼まで過ごした。
アカネちゃんはちっとも手伝ってくれないけど、休日らしいのんびりした雰囲気は悪くない。
昼からは服とか見て回ろうかという話になって、街に出た。
ゆっくりと店をまわってから、小腹がすいてきた頃合いに、アカネちゃんと良く行く店でいつも頼むパスタランチを食べる。アカネちゃんはホウレン草とチキンのジェノベーゼ、僕は茄子とテリーヌのミートソースにした。
アカネちゃんはへへー、これ好きなやつー、と機嫌よく食べている。ここの店は基本のメニューと、季節のメニューがあるんだけど、僕とアカネちゃんの間では季節のメニューはちょっと冒険しすぎているのが多いから、無難に基本メニューを選ぶべしという意見で一致している。今日も僕たちは、基本メニューから選んだ。
食後のコーヒーを飲みながら店の外を眺める。冬の日の穏やかに晴れた休日をみんな楽しんでいるようだった。平和だなあ。
食事も終わって店を出てみると、弱い日差しだけじゃ寒いからだと言わんばかりに、腕を組んでひっついて歩いているカップル達が目につく。
アカネちゃんも同じように腕を絡めて身を寄せてくる。
そんな感じで、適当にいろんな店を見て回っていたら良く知った二人組が向こうからやってきた。
二人とも退屈を持て余しているみたいで、つまらなさそうにポケットに手を突っ込みながら歩いている。
「おーい!」
僕が正面から手を振って声をかけると、二人とも何かビックリしたような顔をしてから慌てて走ってきた。
「ちょ、おま、ちょ、おま……」
「ど、ど、どういう……」
なぜか、テンパっていてうまく話せないようだ。
その様子を見て、アカネちゃんが可笑しそうに笑っている。
「アカネちゃん、紹介するね。同じ水泳部の田辺君と桐嶋君」
「あー、どうもー。いつもユウ君がお世話になってます!」
「い、いえ、こちらこそお世話になっておりますです。はい」
アカネちゃんに挨拶されて、緊張気味な二人。
そして、ちょっと借りますねとアカネちゃんに断ってから、二人は僕を挟むようにして少し離れたところに引っ張り込む。
「おい、どういうことだよ!」
「なにがさ?」
「彼女はいないって話じゃないのか!」
「あんなカワイイお姉さんと付き合ってたのか!」
「いや、今日はたまたま一緒に遊んでいるだけだって」
「はぁ! どう見てもカップルにしか見えんのだが!」
二人とも目が血走っている。
誰か紹介しろ、誰か紹介しろ、と呪文のように繰り返している
なんか、かつてないほど必死で怖い。
ちょっと落ち着こう二人とも、と宥めようとしたところで声をかけられた。
「あれ? ユー君?」
声のした方を振り向くと、バイト仲間のミカちゃんが立っていた。
ミカちゃんの後ろには、友達らしき女の子も二人いる。
ミカちゃんは、僕と同い年で市内の女子高に通っている。ショートボブが良く似合っていて、切れ長な瞳が印象的だ。同い年の女の子よりも少し大人びて見える。だけど、実はちょっと甘えん坊で子供っぽいところがあってそのギャップがすごく良いのだ。背は割と高めでスタイルも良くて、しかもおっぱいが大きい。
バイト先の店でも、ミカちゃん目当てっぽい客が何人かいるくらいだ。
「ああ、ミカちゃん。友達と買い物なの?」
「こんにちは」
「こんにちは」
ミカちゃんの友達二人も、挨拶してくれた。
友達二人もなかなか可愛い感じだな。
この人がユー君なの? とか、カッコいいね、とか小声で話してるのが聞こえてくる。
「後ろの人たちは、ユー君のお友達? ちょうど三人同士だし、良かったら一緒に遊ばない?」
田辺君と桐嶋君を見やると二人とも首がもげるのでは? という勢いで首を縦に振っていた。
ミカちゃんの友達二人も、満更じゃなさそうな雰囲気だ。
でも、困ったなあ。
今日は――
「この子たちも、水泳部のお友達?」
いつの間にかアカネちゃんが近づいていて、僕の左腕に腕を絡ませてきた。
空気が変わる。
急に温度が下がった気がしたので、太陽が雲に隠れたのかな? と空を見上げたけど、さっきと変わらず太陽は弱々しい日差しを届けてくれていた。
「ああ、いや違うんだよ。ミカちゃんとは同じバイト先で働いているんだ」
「へぇ……。前に話してた学校の気になる子とは違う子なのかな?」
いつものおっとりしたアカネちゃんとはちょっと違う、なにかドロッとしたものを感じる。
アカネちゃんは、にへらっと笑うと僕の腕にグッと体を密着させて、これ見よがしに胸をグイグイと押し当ててくる。ミカちゃんの温度のない視線が僕たちを射抜いている。
「ユー君、この人は誰なのかな?」
ミカちゃんは、貼り付けたような笑顔で尋ねてくる。
こちらはこちらで、目元がちっとも笑ってない。
「アカネちゃんだよ。なんというか……お友達? みたいな?」
「ふ~ん……。お友達にしてはちょっと仲が良すぎないかな?」
なんか、つい最近も似たようなセリフを聞いた気がするな。
それに、ミカちゃんってこんなに低い声だせるんだなあ。ちょっと驚きだ。
いつもの明るくて素敵な笑顔のミカちゃんとはちょっと様子が違うかな?
「お友達ねえ? そういえば私達ってなんなんだろうね?」
アカネちゃんのエッジの効いた質問には気づかないふりをする。
僕が半分
「ユウ君、なんか白けちゃったし、私の部屋に帰ろうよ?」
「私たちと遊んだ方が絶対楽しいよ、行こう?」
ミカちゃんが、アカネちゃんとは反対側の腕をとってひっぱる。
ふと気になって、田辺君と桐嶋君に目を向けると二人ともポカンとした顔で僕たちを眺めている。
無性に二人が羨ましく見えてきた。僕もそっち側に混ぜてほしい。
しばらく、ミカちゃんとアカネちゃんに右へ左へと引っ張られて、海の中で波に揺られる海藻のような気分を味わっていた。歩道の端を占拠して騒いでいる僕たちをとりまくようにして人が集まりつつある。
そのうち、ミカちゃんが急に引っ張るのをやめて力なく呟いた。
「そうだよね……ユー君、急に冷たくなったもんね」
「…………」
ミカちゃんとはバイト先のファミレスで仲良くなったけど、断じて付き合ったり、体の関係があるわけではない。
ただ、ここで会うのがミカちゃんというのはなあ……。よりにもよって、というくらい不味いのだ。
吉本さんと鉢合わせするのに次ぐくらい不味い。
実は彼女の家はご両親の仕事の都合で空けることが多いらしく、仲良くなっていたら泊めてもらう事ができるんじゃないかという下心を持ってちょっかいを出していた。
彼女のノリも軽かったし、僕の事を適当に遊べる男友達くらいの感覚でいたと思っていた。だけど、ある時彼女の僕に対する気持ちが本気も本気という事に気付いて慌てて撤退した……というのが秋口の話。
それからはバイト先で顔を合わせても、軽く話す程度であまり深くかかわらない様にしていたんだけど、それでも彼女の未練のようなものを感じることが時々あった。
「あんなことだってしたのに……」
「本当にごめん」
あんなことってのは、休憩室で二人だけになったときにキスをしたことを指しているのかもしれないし、あるいはおっぱいを触らせてもらったりしていたことを指しているのかもしれない。
「好きだって言ってくれたのに」
「…………」
キスをしながら私の事、好き? って聞かれたから、うんって言ったことはあります。
「ユウ君もこんな可愛い子を弄ぶなんて悪いヤツだねー」
アカネちゃんが楽しそうに、にやけ顔で僕たちのやり取りを観察してる。
アカネちゃんは完全に楽しんでるな……。
とにかく、今日は撤退しよう。なんとかこの場を切り抜けることを考えないと。
「あ、二人ともさ、今日は何だか疲れちゃったし、帰っていいかな? 流れで解散! どーん! みたいな」
こうしている間も、二人は僕の両腕をつかんだままでいた。完全に拘束されている。
ミカちゃんは、表情というものをどこかに置き忘れてしまったような能面のような顔を僕に向ける。
アカネちゃんは、ヘラっと笑いながらも目の奥はちっとも笑ってない。
どうしたら、ここから脱出できるのか途方に暮れていると、鈴の鳴るような可愛らしい声で僕を呼ぶ声が聞こえた。
「一之瀬君?」
背筋に寒気が走った。誰か確認しなくてもこの声だけは分かる。この瞬間、一番聞きたくない声。
一番不味いやつ。
声のした方、アカネちゃんのいる方向に目を向けると、吉本さんが目を丸くした顔で僕たちを見ていた。
「ど、どうしたの? なにしてるの?」
ひどく困惑したような口ぶりだ。
吉本さんは、女の子の友達と二人で遊んでいたようだ。確か彼女のクラスメイトだったと思う。二人ともこの状況をみて、何が起きてるのか分かっていない様子だった。
「な、なんだろうねえ? 僕にも良く分からないんだ」
アカネちゃんの僕の腕をつかむ手にグッと力が入るのを感じる。冬でコートの上からだから良いけど、もし肌の上だったら爪が食い込んでいただろう。
だけど、表面上は何でもないような軽い口調で、
「うわあ、綺麗な子だね。この子もお友達なの?」
と、へらっとした笑顔で聞いてくる。
「う、うん。同じ学校の友達なんだ」
アカネちゃんは目をすーっと細めて、しばらく考えた後に何か納得したかのように大きくうなずく。
「この子でしょ?」
「うん?」
「この子でしょ? 学校で気になるって言ってた子」
そう言うと、アカネちゃんはニチャアと口元を歪める。
今度はミカちゃんの手にグッと力が入るのを感じた。
アカネちゃんの笑みが禍々しく、とにかく、嫌な予感しかしない。
「え? 一之瀬君? 気になるって……。それにこの人たちって……」
吉本さんは完全に混乱している。
近くで立ち尽くしていた田辺君と桐嶋君たちに「なに? これどういう状況なの?」と説明を求めていた。
「うーん、正直俺たちも付いていけてない」
「良く分からんが、一之瀬のお友達がたまたまここで鉢合わせて、揉めてるみたいなんだけど」
二人は顔を見合わせてさっぱり分からんといった風に首をかしげている。
「しっかし、あんな可愛いお友達ばっかりで羨ましいよ。なあ、桐嶋」
「まったくだぜ、田辺よ」
だんだん状況を飲み込めてきたのか、吉本さんの目が座ったような気がする。
僕の生活圏で本来交わるはずのない三人がこうして交差する奇跡。おお神よ! なぜ私めにこの試練をお与えになるのでしょう!
吉本さんは僕の事をキッとにらんで、それから隣の二人もジーと眺めまわす。
アカネちゃんとミカちゃんも吉本さんを品定めするようににらんでいる。女の子は戦闘民族だからね。相手の力量とか戦闘力とかを見定めているのかも知れない。
「で? 私にもその二人紹介してくれる?」
吉本さんは長い付き合いの僕でも初めて見る、いかにも作った笑顔を貼り付ける。何というか凄みがある。これは夢に見そうだ。
思わず目をそらして周りを見渡すと、いつの間にかギャラリーの人だかりも増えていた。
「すげえ、また一人増えたぞ」
「うっそ。あの子もめちゃ可愛いよ」
「あの男の子、そのうち刺されるんじゃない」
「うーん、確かに男の子も可愛いもんね」
「つーか死ぬべきだろ」
暇人どもめ、好き勝手言ってくれるなあ。完全に見世物小屋状態だ。
いったい僕が何をしたって言うんだ。ただ道を歩いてただけだというのに。
「いや、二人とも友達でね……」
冷や汗が止まらないけど、悟られないよういつも通り話すことを心がける。正直、上手く言っているとは思えないけど。
「どんな?」
吉本さんはニッコリ笑って追加のご質問。
「そうだねえ、ミカちゃんはバイト先のお友達で、アカネちゃんはときどき一緒に遊ぶ友達で……」
僕が発する言葉に満点笑顔でウンウンと頷く吉本さん。
胃が痛くなってきた。おうちに帰りたい。強烈に現実逃避をしたくなった。自分のお家がどんなに酷くても、今のここよりは素敵に思えた。
「あー! わかった!」
今まで大人しくしていたアカネちゃんが素っ頓狂な声を上げる。
僕と吉本さんを見やってから、にへらっと笑う。
猛烈な嫌な予感を感じつつも、無視するわけにもいかない。
「どうしたの? なにが分かったのかな?」
なにか凄いイタズラを思いついたような悪い顔をしている。
今すぐ、アカネちゃんをどこかの隔離施設にでも放り込んでしまいたい衝動に駆られる。
「さっきさ、私達ってなんなんだろうって言ってたの覚えてる?」
ああ、もちろん覚えてるよ。エッジが効きすぎてて怪我しそうだったもんね。
「あれの答え」
アカネちゃんは、にまーっと口元を曲げて笑う形を作る。
ああ、それねえ。うーん、聞きたくない。地雷かな? 爆弾かな?
「へえ、友達じゃあダメなのかな?」
震える声を何とか抑えて、妥協点を探ってみる。
もちろん、つれない答えが返ってくる。
「そりゃ友達って言えば、友達だけどさー。もっとしっくりくるのがあったんだよ」
ようやく僕の腕から手を放して、僕と吉本さんの間に立つと、
「セ・フ・レ」
そう言って、にへらっと笑った。
ミカちゃんがすこしこわばるのが腕を伝って感じる。
吉本さんも凍り付いていた。なんかやけに遠い目をしていて、頭がすこし揺れている。
田辺君と桐嶋君の二人は、なぜか『セフレ』の単語にやけに反応している。
「おい、セフレってまじか!」
「彼女とセフレってどっちが作るの難しいんだ? こんど詳しく教えてくれよ! 先生!」
驚愕と尊敬の入り混じった複雑な表情で二人は叫んでいる。
頼むから、すげー、とか、マジパねぇ、とか言ってキラキラした目で僕を見てくれるな。
「そうなんだよね、ヒモっていうほど囲ってるわけでもないし、かといってただの友達ってのもなんか違うなあって。で、なんかしっくりくるのがないのかなーって。セフレが一番しっくりくるよね。セックスフレンド!」
どやあ、と両手を腰に当ててすごく得意げな顔をしている。
僕の本命が吉本さんというのを確信してるんだろうか、吉本さんに口元を手で隠すように格好して近づいてとんでもない事をのたまった。
「あなたはユウ君とはもうしたの? ユウ君の好きなとこ教えてあげようか? 好きなとこ攻めてあげると切なそうな顔するんだけど、その顔がすっごく可愛いんだよ」
「はいはいはーい! アカネちゃんそれくらいにしとこうねー」
アカネちゃんを引っ張って、何とか吉本さんから引き離す。
お昼の街中で話すには刺激的すぎるしね、ちょっと落ち着こうよ。
「でも私はセフレだからさあ。これから二人が付き合うなら私は応援するよ! 邪魔しちゃ悪いし、やっぱり青春って感じだよね」
吉本さんはぎこちない動きで僕の方を向くと、これまた貼り付けたような笑顔で
「一之瀬君、私そろそろ行かなくちゃ」
とだけ言って、立ち去ろうとする。
アカネちゃんはその背中に向かって、声をかけた。
「でもね。もし、いらないなら、私に頂戴ね?」
吉本さんはビクっと一瞬立ち止まったけど、足早に人ごみの中に消えていく。
追いかけたかったけど、相変わらずミカちゃんにガッツリ腕をつかまれていてかなわない。
僕の呼び止める声は全然届かなかった。
§ § §
「「おはようございます、師匠!」」
「えぇ? 師匠ってなんなのさ……」
次の日のから、どういうわけかキラキラと目を輝かせた田辺君と桐嶋君から『師匠』と呼ばれるハメになった。
「人としては最低だと思うが、ある意味俺たちの目指す理想だわ」
「どうしようもないそのクズっぷり。しかし、とにかくモテたい俺たちにとって、師匠・オブ・師匠と呼ぶにふさわしいぜ」
ひどい言われようだな。
まあ、確かにひどい事してるんだけどさ。
ちなみに、この調子でこの二人と、吉本さんと一緒にいたクラスメイトの女の子が面白おかしく話を膨らませて学校中にばらまいてくれた。
おかげで男子たちからは、尊敬のまなざしを、女子たちからは軽蔑のまなざしを一身に浴びることになる。
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