第1話後半?
放課後に僕は木本にある場所に呼び出された。
武道場の裏にある僕らのたまり場に。
木本は僕が着くなり、今まで見たことない目つきで睨んできた。
「さっきのはなんだ梶原、俺を助けたつもりなのか!?」
僕は返答に困り、立ちすくんでしまった。
自分でも、無意識に手を上げたから、木本を助ける為だったのかわからなくなっていた。
それに、あれで助けれたのかどうかも分からない。
「そ…そんなつもりは無いよ、ただ、誰かがやらなきゃいけないと思ったから……」
僕はそんな言い訳を言いながら、僕が喋るたびにどんどん目つきが鋭くなる親友を直視できずに居た。
「どちらにせよ、俺は感謝しねぇからな」
そう言い放って、木本は去っていった。
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