02
生まれた時の記憶なんてどこにもないと思う。ってかみんな無いと思うんだ。僕にもない。いつのまにか生まれて生きて学校に行ってた。そんなもんだと思うんだ。
そんな感じで生きている内に二人の女の子が側にいて、一緒に学校に行ったり遊んだりしてた。
二人は双子の女の子で、海と空って名前だった。海ちゃんは髪が長くて空ちゃんは髪が短かった。着ている服は海ちゃんが青くて空ちゃんは白かった。
二人と仲良くなったのは、二人が隣の家に住んでいて、隣の家に住んでいた僕がいつの間にか仲良くなっていたからだった。
親同士の付き合いが上手く行っていたのもあるとおもう。二人とも身長が同じで声も顔立ちも同じだったから見分けはつかなかった。その内髪の毛の長さが変わっていったから見た目の違いについてはわかるようになったけれど、そんな事はちょっと大きくなってから分かったことだった。
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