さんぶんのいち

百均

01

僕は死んでしまった。


今は天国にいる。


だから、もう生きていた時の事なんでどうでもいいんだけど、でもひとつだけ、後悔していることがあるんだ。



...というのは、嘘だよ。


というよりは、なんか死んでしまってホッとしてる所があるんだ。


つーか、僕が死んだからって、その出来事がどうなった訳でもないんだけどさ。


残された方はたまったもんじゃないよな。...とは思うんだけど、もう死んじゃったから、別に投げやりになってもしょうがないと思ってる。僕はね。


だから、みんなが死んだ時に答えあわせしたいと思ってるんだ。死んだら、誰とだって仲良くなれると思うから。



そんなわけで、僕の話を聞いてくれるなら聞いてほしい。これが、ひどい話なのか切ない話なのか、どうでもいい話なのかは、読んだあなたが決めてくれればいい。


そう、あなたが決めることなんだ。


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