前のエピソード――間章「美女と軍人」

　ガウェイン・プランジェ(32)♂

　・善導騎士団の副団長。旧教会派を信奉する痩せぎす嫌味マン。極めて合理主義であると同時に団員の欠点を見逃さずに恭正するスペシャリスト。その辛辣な物言いから団員からは嫌われているが、超有能な事だけは確かで仕事と判断に関する信頼だけは高いイケメン……愛称は無い。

　アフィス・カルトゥナー(22)♂

　・善導騎士団の普通の騎士団員。一般人に恋人がいるらしいのだが、騎士団の女性騎士にちょっかいを掛けている軽薄な軟派野郎。バラバラになった騎士団員達の一部と共に行動しているが、女性騎士と真面目な同僚からの受けは悪い人物……愛称はウェーイ。

　エヴァ・ヒューク(45)♂

　・北部にある都市で市長をする胡散臭い表向きは自己主張の激しい独裁者。しかし、街の半分の人間からは英雄と讃えられる街の守護神。守備隊と親衛隊を己の絶対的な支持層として持ち、都市を支配していたが、反抗勢力の子供達をタワーで養育する善人。何か大きな秘密を持っていると囁かれている。

　アンドレ・マッケンジー(43)♂

　・北部の都市でゲリラ組織スイートホームのリーダーを務める元技術者にして兵士。ジェシカの育ての親で娘の為なら命を掛けられるイケオジ。大きな秘密を持ちながら、都市に囚われた脱出派の人々を外国へと亡命させようとしている。エヴァとは昔周囲からゲイじゃないかと疑われる程の大親友だったが、今は互いに敵組織のリーダーという立場となっている。

　ジェシカ・オーエル(11)♀

　・アンドレの養女にしてゲリラ内のマスコット。極めて天真爛漫だが、極めて現実も知ってるしっかり者。幼女には勿体ない義侠心と同年代の子供を気遣う大人な対応も出来るフリージェンダーなリベラリスト。実は親には内緒で日本製の秘密の絵本（エロドージン）を所有するおませな少女でもある。

　シャンク・ナイン(29)♂

　・ジェシカの御守をしている金髪細マッチョ兵士。厳つい顔でどこからどう見ても単なるマフィアのヒットマンかそっち形のヤバい筋の人にしか見えない。しかし、当人は入れ墨が嫌いで箔も付けなくていい真面目人間。ジェシカの成長を陰ながら見守っているが、絵本の事を親に黙っている人類的な優しみを併せ持つ聖人。

　前回までのあらすじ

　オッサンが仲間になりたそうにこちらを見ている→強敵との戦闘（1回目）→錬金術師技能獲得（初級）→悪漢達が酷い目に（困惑）→レッツ遠征→最強!!　無敵!!　強靭!!→強敵（真）との戦闘→実は主人公は死んでいたんだよ!!　な、何だってー!!?→じ、実はオレ達は異世界からの来訪者だったんだよ（暴露）　ナ、ナンデスッテー（棒読み）!!?　