9大元素論
魔法における元素を考える。
伝統的な元素論としては、以下のようなものが有名である。
・四大元素(火・風・水・土)
・五大元素(火・水・木・金・土)
これら元素論は、現代のエネルギー論が発展する以前のものであり、伝統的で文化的である。つまり、理論として扱うには不適である。
まずは、エネルギーの種類、すなわち形態を挙げていこう。
・運動エネルギー
・重力ポテンシャル
・電位ポテンシャル
・光エネルギー
・熱エネルギー
次に、エントロピー的現象を挙げていこう。
・拡散
・情報
・ベクトル
さて、何をもって元素と呼ぶべきかというと、つまり魔法の最小要素、基底となる法則系だろう。よって、マナと上記8種類の物理的なエネルギー形態との間の変換現象と、マナ同士の相互作用をこそ元素とすべきだろう。
すなわち、九大元素魔法。九つの基底魔法である。
次節から、各元素魔法について説明する。
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