マギテックシューター
※本項目では、マギテック技能とシューター技能を組み合わせたガンナービルドについて語る
【概要】
数あるファンタジー世界の中でもソード・ワールドが持つ特徴的な部分として、魔動機の存在が上げられる。
その名の通り、電気ではなく魔力で動く機械たちは、時に遺跡を守る番人として冒険者の前に立ちふさがってくる。金属で出来た強堅なボディは剣士の持つ刃を通さぬ強靱な鎧となり、攻撃に転じた際には超重量で押し潰す武器となる。中には電撃や銃器を用いるものもおり、出会ってしまえば苦戦は免れないであろう。
その技術は既に失われてしまい、現代の人族たちには全てを理解することはできない。しかし、その一部は魔術師たちの手により再現され、日々の生活の中で活躍している。
中でも冒険に役立つ技術を魔法としてまとめたもの、それがマギテック技能である。
他の魔法にはない独自の技術を用いて探索で大いに頼りになる他、戦闘では鉄の塊に魔力を込めて射出する武器、ガンの扱いを得意とする銃士、通称マギシューとして勇名を轟かせている。
このマギシューだが、ガンで的確に敵を撃ち抜くシューターとしての技術と、魔法の正しい構築を行うマギテックとしての知識両方が必要不可欠であるため、習得難易度は他技能に輪をかけて高い。
それでもマギシューを志す者が後を絶たないのは、機械のロマンと銃の魅力、それらが繰り出す圧倒的な破壊力に惹きつけられているからだと推測する。
少々難易度は高いものの、魔動機に興味を持ったのならばマギテック技能を極めぬ手はない。一緒に遊ぶ他のプレイヤーにアドバイスを求めながらでもいいので、二の足を踏まず是非ともトライして欲しい。
【役割】
癖は強いが圧倒的な火力を誇る魔法アタッカー。
行使判定よりも上げやすい命中判定依存で防護点貫通ダメージをばらまける。その上ソーサラーのような範囲攻撃とグラップラーのような単体連続攻撃、どちらも使えるというのだから手に負えない。
《武器習熟/ガン》の存在により魔法ダメージにも関わらず打点を上げやすく、上手く運用できれば頭一つ抜けた破壊力を持つエースアタッカーとして活躍できる。
その一方、マギテック技能とシューター技能の両方を使うという独特な性質がネックになる。2技能両方を上げていかねばならないため、とにかく経験点が嵩むのは痛い。
経験点に余裕がないので、スカウトやセージといった技能は担当せずにシューターとマギテックだけに集中するのが無難。あれもこれもと手を出すと、命中はするけど全然ダメージが出ない、逆に火力はあるけど全然当たらないという事態になりがち。スカウトなどの技能も担当するのであれば、大人しくソーサラーなどを選択した方が大抵強くなる。
シューターとマギテック、どちらを優先して上げるかも重要になってくる。技能1本上げていけば命中もダメージも上がるファイターなどと違い、バランスよく上げていかないといけないマギテックシューターはビルドが難しい。ひとまず攻撃が当たらないと話にならないので、慣れない内はシューターをパーティーの平均レベルくらいまで上げ、残った経験点でマギテックを上げられるだけ上げていくといい。アルケミストなどのサブ技能をつまみたくなる気持ちをぐっと我慢し、『キャッツアイ』のためエンハンサーを1レベルだけ取って後はマギテックとシューターの2つに集中するのが鉄板。
慣れてきて命中がどのくらい必要かわかってきたら、マギテックを先行して上げていくビルドにも挑戦してみて欲しい。マギテックを上げるとダメージだけでなく扱える魔法も増えてぐっと強くなる。十分に命中を確保できるのであれば、やはりマギテックを上げていくのが強力。
このようにビルドの幅がかなり広いのも、マギテックシューターの面白い部分である。
【おすすめの戦闘特技】
《ターゲッティング》
前衛マギシューなどの特殊なことをやらない限り必須。これがないと乱戦形成後に何もできなくなる。ひとまずこれを取ってから後のことは考えよう。
《武器習熟A/ガン》
『ロングバレル』が非常に強力。戦闘特技1つで魔法ダメージを4点も上昇させられるのは、他の魔法技能にはない強みの一つ。命中ボーナスも嬉しい。二丁特化ビルドでも初手は『ショットガンバレット』から入りたいという状況は多く、1丁は握っておきたい。
安価ながら命中ボーナスのある高性能1Hガン『デリンジャー』も便利。
ビルドのコンセプトになるような特技ではないものの、高効率な基礎力向上がシンプルに強いので、余裕ができたら優先的に取りたい。
《両手利き》
マギシューの強みの一つ。『ショットガンバレット』と使い分けることで、範囲火力と単体火力を撃ち分けられるようになる。
ビルドコンセプトとして特化構築するもよし、行動の幅を増やすために単品で習得して器用に立ちまわるよしの万能特技。
とはいえ、命中ペナルティーは結構重いため、《二刀流》を習得しない場合は何かしらの工夫が必要。
《二刀流》
《両手利き》の弱点を打ち消してくれる。二丁で攻撃する時は実質シューター技能+2Lvと考えると中々に強力。
命中工作に苦労するマギテック先行型で《両手利き》を使いたいなら最短で取っていい。
シューター先行の場合はこれなしでも命中確保は難しくないので選択肢くらいに。とはいえ命中+2は強力で、無理に別の手段で命中を上げるよりもこれを取った方がいいという場面も多い。
《魔法制御》
乱戦形成後も範囲攻撃を撃ち続けられる。ビルドコンセプトとしても強力な戦闘特技。
単品では使い道のない《魔法収束》と合わせて戦闘特技が2枠必要なのはやや重いが、コストに見合った働きはしてくれる。
総合火力なら間違いなくナンバーワン。派手好きなあなたに。
《鷹の目》
味方の《鷹の目》持ちと協力することで、厄介な敵後衛を早々に処理できる。
ただし、二丁拳銃や『ショットガンバレット』は射程が短いため活かし辛く、後衛を狙う時は2Hガンによる単体単発弾を撃つことになるので火力が結構下がる点には注意。
『スナイパーレンジ』が使えるようになればこの欠点も解消できるため、それに合わせて取得するのも悪くない。
《武器習熟S/ガン》
Sランクのガンは性能が低め、というか『サーペンタイガン+1』とAランク銃が優秀すぎるので装備のアップデート目的では取る意義が薄い。
しかし、真価はダメージ固定値上昇にある。魔法ダメージは固定値が盛り辛いため、ガンのダメージ+2というだけで取る価値がある。マギシューの魔力は固定ダメージにしか影響しないため実質知力+12。
これがないと困るというような特技ではないものの、火力補給の選択肢としては優秀な部類に入る。
【おすすめの種族】
《人間》
運命変転が強い。普通の魔法と違い回避されると1点もダメージを与えられないため、他の魔法技能と比べ更に価値が高い。
運命変転による命中保証があるため、命中確保を少しサボって別の部分にリソースを割けるという考え方も。
困ったら人間を選んでおけば間違いはない。強い。
《ナイトメア》
トップクラスの技と心を持つ能力値お化け。その上体も高く、後衛にはやや重めの『ロングバレル』を容易に持つことができる。HPも高いので攻撃が飛んできても安心。
素の能力値の高さだけで食っていけるポテンシャルを持つのに、種族特徴強化で更にブーストされる。強すぎる。穢れの力は伊達じゃなかった。
《レプラカーン》
装飾品の枠をマギスフィアに取られるマギシューにとって、装飾品枠増加の種族特徴は嬉しい。
高水準の器用に並程度はある知力と、能力値もマギシューの欲しい部分は抑えている。
指輪をたくさん装備して気軽に割る、信念のリングなどを装備することで耐久力を補強してやられにくくするなど、カスタマイズ製の高い組み合わせ。
《エルフ》
技と心がナイトメア並みに高い能力値ゴリラ。ナイトメアと比較すると技寄りの能力値をしているため、序盤から命中を確保しやすいのが利点。
『スタンクラウド』を受けると何もできなくなるマギシューにとって、優しき水で毒属性耐性を持っているのも嬉しい。
筋力が低く『ロングバレル』を持つのに結構なリソースを割く必要があるため、2H銃特化型はやや不向き。《両手利き》特化向け。
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