プリースト
※本項では特殊神聖魔法を考慮せず、全プリースト共通の基本的な魔法にのみ焦点を当てて考察する
【概要】
ソード・ワールドの世界には多種多様な神々が存在する。
この世界に住まう人々の多くがいずれかの神を信仰しており、日々の生活にも強く根付いている。
しかし、神の中にはしばしば過激な教義を掲げる邪神もおり、それらに魅せられる人も少なくない。
邪神を崇拝する悪の神官がシナリオのボスとして登場することもままあり、ソード・ワールドを語る上では切っても切れない存在である。
PCとしては世界観的にもデータ的にも頼もしく、パーティーに一人は習得者がいて欲しい技能。
プリーストであるというだけで、キャラクターの個性を出すのに一役買ってくれる。教義に乗っ取った信念をロールするととてもカッコいいので、RPが苦手という人にもおすすめしたい。
【役割】
ヒーラー兼バッファー。
回復手段を持つ技能は他にもいくつかあるが、プリーストが回復力・コスパ共に最も秀でている。ヒールメインでやりたいならプリーストを選んでおけば間違いはない。
また、バフもコンジャラーに匹敵するほど良質なものが揃っている。防御系のバフが多めだが、『セイクリット・ウェポン』や『バトルソング』といった強力な火力バフもあり攻撃支援も中々のもの。
ただし、基本的に攻撃は苦手(信仰する神によってはその限りではない)。一応『フォース』などの攻撃魔法もあるが、性能が低めなためメインに据えるには物足りない。アタッカーをやりたいのであれば素直に他の技能を選らんだ方がいい。
総じて回復と支援が得意な、典型的な白魔法師といった感じ。ソーサラーなどと比べ地味な印象を受ける人も少なくないが、同じプリーストでも信仰する神によってかなり個性が分かれ、何度もやりたくなる魅力がある。
総合力は他技能と比較してもかなり高めで、強いキャラクターが好きな人にもおすすめ。
【おすすめの戦闘特技】
《魔法拡大/数》
必須枠。
ソード・ワールドは他システムに比べカバーリングやヘイトコントロールが弱く、1人にダメージを集中させるのが難しい。そのため範囲回復があること前提のバランスになっている。
プリーストが範囲回復を行うには《魔法拡大/数》に頼る他ない。これがないプリーストは《ターゲッティング》を習得していないシューターみたいなもの。ヒーラーを名乗るなら最速で習得するのが必要不可欠。
ヒールだけでなく、補助や攻撃をする際にも非常に有用。ヒールを絶対にしないと強く誓ったプリーストがやりたいという奇特な試みをする場合でも、この特技を敢えて習得しない理由はない。シンプルに強い。
《ターゲッティング》
『フォース』と『ゴットフィスト』が誤射しなくなる。この戦闘特技がないと基本的にプリーストは攻撃手段がない。
性能控え目とはいえプリーストに攻撃の選択肢が追加されるのは大きく、かなり強力。
また、味方が強くて回復の必要がないという場面も珍しいないため、そういった状況で暇をしないで済むのは有り難い。
迷ったらとりあえずで取っていい。
《MP軽減》
MP運用を円滑にしてくれる。
プリーストはほぼ毎ラウンド《魔法拡大/数》を使うことになるため恩恵が大きい。
プリーストのMP切れはパーティーの全滅に直結するため、是非とも習得しておきたい。
《ダブルキャスト》
手数が増える。
バフ撒きや回復量の補強など、活躍の幅は広く列挙に暇がない。
ただし、《ルーンマスター》がないと《魔法拡大/数》が同時に使えず扱いにくい点には注意。《ルーンマスター》習得に合わせて11Lvになった時に習得するのがオススメ。
《武器習熟/スタッフ》
持つスタッフによって回復量の補強や火力増強、燃費向上など様々な恩恵を受けられる。
ただし、上位のスタッフは高価で購入ハードルが高い点に注意。無理に上位スタッフを買うより魔晶石などにお金を回した方がいい場面も少なくない。習得はお財布と相談して。
《キャパシティ》
習得時期が遅いためこればかりに頼るわけにはいかないものの、効果自体は非常に強力。『ブレスⅡ』などの高消費魔法を積極的に使うなら是非とも習得したい。
また、《ダブルキャスト》で増したMP消費を補うのに最適。
【おすすめの種族】
《人間》
「生き残るコツ? そうだな、冒険する時は人間の神官を勧誘することだ。あいつらは何故だかここぞって場面にミスをしない。大失敗しない神官がいりゃ、割となんとかなるもんさ」
運命変転でファンブルを打ち消せる。ファンブルすると何もできないのはプリーストに限った話ではないが、回復魔法のファンブルはパーティーの全滅に直結するため他技能よりも重要。迷ったら人間を選んでおけば間違いはない。
《ナイトメア》
心がトップクラスに高く、魔力MP共に優秀。その上体も高水準で、防具の質やHPにも長ける。技もそこそこあるのでスカウト適正も悪くない。攻撃に回る場合も種族特徴強化で火力が高い。
あらゆる面で隙がない。優秀。
《メリア》
生命力がリルドラケンに次いで高く、耐久力のあるヒーラーになれる。リルドラケンと違い心もそれなりにあるので、回復量や継戦能力も十分。
ヒーラーが戦闘不能になると全滅まっしぐらなので、堅いヒーラーがいればそれだけでパーティーの安定感が向上する。
自分が死なないことを重視するのであれば、メリアを選択するのが最適だろう。
《ドワーフ》
MP量ナンバーワン種族。
筋力、生命力、精神力の高さから耐久力に長け、種族特徴でオンリーワンの耐性を持つ。
相手によってはメリア以上のタフさを見せるが、知力が低く魔力に劣るのがネックか。
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