グラップラー
【概要】
パンチやキックなど、四肢そのものを武器として戦う格闘家。
軽やかな身のこなしからの素早い連打を得意とする、生粋のアタッカー。
体一つで果敢に魔物へ挑んでいく姿に憧れる者も多い。
その強靭な肉体から繰り出される打撃は強力で、タイマンでは全技能堂々のトップに躍り出るほどの攻撃力を誇る。
また敵を投げ飛ばしたり、攻撃の隙を見計らってカウンターを叩き込むなどテクニカルな一面も。
反面、防具に大きな制限がかかっており、耐久力は前衛の中でも最低クラス。
「攻撃は最大の防御」を地で行く前のめりな技能。
拳一つで魔物を叩きのめしたい! そんなアグレッシブな方におすすめ。
【役割】
グラップラーは大きく分けて殴り型と投げ型の二種類がある。
殴り型は高い火力を活かし、敵の数をいち早く減らすのが仕事。
敵を倒せばそれだけ敵の手数も少なくなり、PTの負担を減らすことに繋がる。
そのため火力を上げることが大事だが、耐久面が疎かになり、すぐ気絶してリカバリーに手間取るようでは本末転倒。前に出る以上、耐久もある程度は確保しておきたい。
投げ型は超攻撃的な殴り型とは一転、厄介な敵を転倒させて妨害するデバッファーとしての側面が強い。
転倒は強力なデバフで、その敵に対して命中・回避・抵抗力に+2の補正を得ているのと同等の状態となれる。決まれば強い。
ただ、攻撃障害や敵の部位数制限により、投げ攻撃ができないという事態も多々発生する点には注意。投げ以外にも何かできることを確保しておきたい。
【おすすめの戦闘特技】
《頑強》《超頑強》
説明不要の強特技。耐久に不安のあるグラップラーは是非とも習得しておきたい。
《両手利き》
命中ペナルティこそあるが(《二刀流》習得で打ち消せる)、これ1つで火力を1.5倍にできるとんでも特技。ファイターなどの他の戦士系技能であれば両手分の武器が必要で2倍の費用ががかかる、盾が持てなくなるといった欠点があるが、元々格闘武器しか扱えないグラップラーには無縁の話。火力を追求するなら取らない手はない。
これをメインにビルドすれば勿論強いし、そうでなくともこれに1枠割くだけで選択肢が増えて便利。一押しの強特技。
《二刀流》
パンチ系の格闘武器には命中補正がついている上、命中を上げる手段が豊富にあるため、実はこれがなくてもどうとでもなる。
それはそれとして強い。戦闘特技1枠と命中工作に必要なコストを比較し、どちらが効果的か考えて習得するといい。
《防具習熟/非金属鎧》
素だと1ラウンドで気絶まで持って行かれることもざらにあるため、耐久力はある程度上げておきたい。
上位のグラップラー用防具はそこそこのスペックがある、というかBランクの防具が貧弱すぎるので、上昇効率が結構高い。
特にSランク防具の『リュンケスベルト』はグラップラー専用装備ながらファイター用のものと比較しても遜色ない性能を持つ優秀な防具。これが装備できるようになれば壁役としても頼れる前衛となるだろう。
防護点上昇の常駐効果も嬉しい。取って損のない特技。
《跳び蹴り》
条件付きの手数増加特技。基本的に1ラウンド目しか使えないと思った方がいい。
2ラウンド目以降は腐ってしまうが、ソード・ワールドは1ラウンド目の行動でどれだけの敵を無力化できるかが非常に重要なシステムであるため、そのタイミングで火力を増強できるのは大きい。
ただし、キックは命中にペナルティのある武器で当て辛いため、命中の補強は忘れずに。
《投げ強化》
投げられる敵が大幅に増える。投げ型なら必須。
投げをメインとしない場合、これがあれば取れる選択肢は増えるが素直に殴った方が早いことが多い。悪くはないが優先度は低い。
【おすすめの種族】
《ナイトメア》
シンプルに能力値が高い。
その上種族特徴強化が入ると全種族トップクラスの火力が出せるようになる。アタッカーのグラップラーと非常に相性がいい。
耐久面も悪くない。強い。
《リルドラケン》
圧倒的な生命力も持つため、耐久力に優れる。風の翼の効果で回避力も高い。鱗で防護点も補強できる。筋力が高く追加ダメージも高水準。弱いところがない。
純粋な火力では流石にナイトメアやリカントに劣るものの、耐久を補強するのに必要なリソースを火力に回せるため、最低限の耐久は確保しつつその中で火力も追求したい、と考えているのであればこちらに軍配が上がることも少なくない。
種族特徴が最初から強いため序盤から頼りになる。種族特徴強化の内容ははっきり言って微妙だが、Lv1の時点で他種族のLv11まで強化された種族特徴よりも強いので問題ない。
《リカント》
種族特徴がグラップラーと相性が良く、5Lvまでは頭一つ高い火力を誇る。
種族特徴強化が入る頃にはナイトメアに追いつかれてしまうが、それでもあのナイトメアと火力においてツートップを張れるほどのポテンシャルを持つ。
11Lvになれば回避も上がり、物理耐性が補強される点もポイント。
精神が低いため魔法に弱い点には注意。「信念のリング」を装備するなどして対策したい。
《人間》
カウンターと運命変転が相性抜群。運命変転を残している間はローリスクでカウンターを使用できる。勿論カウンター以外に使っても強い。
しかし、能力値が貧弱なため上記種族に単純火力で劣る。ダイスが信用できない人向け。
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