ファイター

【概要】

 白兵武器と防具の扱いに長けた、近接戦闘のエキスパート。

 高い耐久力を持ち、敵を押し留めて味方を守るパーティの守護神。

 また、多種多様な武器を操ることもでき、攻撃力もかなりのもの。

 攻守一体の、まさにパーティの中心的存在と言える。

 ソードワールド2.5にはたくさんの武器が用意されいるため、ファイターとなり好きな武器を持つのも一興だろう。

 大剣を持って豪快に戦いたい、槍を持って機敏に戦いたい、盾を持って手堅く戦いなど、好みのスタイルを選択できる。

 とても安定しておりわかりやすく強いので、初心者に一番おすすめしたい技能。もちろん上級者が使ってもいい。よくある初心者向け(上級者ならもっといい選択肢がある)な感じのものとは違い、誰が使っても強い。



【役割】

 前線維持が最大の仕事のタンク的存在。

 グラップラーやフェンサーと違い、装備できる防具に制限がないため耐久力を上げやすく、レベルが上がるとHPも頭一つ抜けて高くなる。

 その上重く威力の高い武器を装備でき、《全力攻撃》や《薙ぎ払い》などの扱いやすい攻撃用の宣言特技もあるので、火力も中々のもの。

 特に《薙ぎ払い》は他職業にはないファイターの強みの一つであり、前線で敵を抑えながら範囲攻撃できる貴重な存在。

 耐久力に特化して《かばう》を使い味方のフォローに回るのもいい。耐久面に不安のあるグラップラーをカバーし、その分火力に集中してもらうことで、パーティ全体の火力増加につながることも。

 ビルドにより立ち回りが大きく違ってくるため、PLの好みがキャラクターシートに色濃く表れる見ていて楽しい技能である。



【おすすめの戦闘特技】

《頑強》《超頑強》

 非常に効率のいい耐久力上昇手段。

 物理耐久と魔法耐久を同時に大きく上げられる。シンプルに強すぎて特に言うことがない。


《防具習熟/非金属鎧》

 非金属鎧は軽くて安いため装備に必要なコストが少なく、回避も狙えるため大安定。金属鎧と違い、判定にペナルティを受けることもない。安定感と装備のしやすさが売り。


《防具習熟/金属鎧》

 金属鎧は装備コストが高く回避ペナルティもあるが、非金属鎧を圧倒する高い防護点を誇る。

 低敏捷高筋力種族や全力攻撃を主軸としたキャラクターなど、回避の望みが薄いPCならこちらがおすすめ。おっと、防弾加工は忘れずに。


《薙ぎ払い》

 前衛では貴重な範囲攻撃手段。これを目的にファイター技能を習得するということも少なくない。

 敵の数が多いというのは基本的に困難な状況であり、そういった苦しい場面で猛威を奮うという頼りになる特徴を持つ。しかし単体単部位ボスが相手の時など腐る時は腐る。割り切りも大切。


《全力攻撃》

 シンプルに強い。雑に取って活躍してくれる。ただしペナルティが結構痛いので注意。敵の残りHPや次ラウンドに受けるであろう攻撃を考慮し、敢えて宣言せずに攻撃することも視野に入れよう。

 毎回使いたいのであれば、回避を捨てて防護点を上げることに集中するのも手。



【おすすめの種族】

《リルドラケン》

 戦士として戦場を蹂躙するために生まれてきた怪物。回避力も防護点もHPも全部高い。火力も出る。弱いところがない。

 強いて欠点を上げるなら精神抵抗力が並程度なくらい。並程度であることが欠点ってどういうこと……?


《人間》

 能力値はあまり高くないが、種族特徴が非常に強力。

 その性質上短期決戦が望ましいTRPGでは、攻撃においても防御においても、1度の失敗を成功に変えられるというのは大きい。

 初心者から熟練者までおすすめの種族。


《ナイトメア》

 能力値がシンプルに高くて強い。

 総合能力値の高さだけでも十分強いくせに、種族特徴強化で更に強くなる。なんだコイツ。

 どこを取っても強いが、種族特徴のせいで特に火力に秀でている。


《ドワーフ》

 能力値がファイター技能と非常にマッチしている。火力、耐久共に優秀な戦士になるだろう。

 種族特徴もメジャーな火属性を無効化できるため、前衛として頼もしい。

 ただし、敏捷が低いので回避力は低め。回避は諦めて金属鎧を着てもいい。

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