第239話 おお!!

バスを使って数十分。


俺たちはプールについた。


待つのはめんどくさいとみんなが一致したので、開場時間の1時間後に着くようにした。


「着いたねー」


バスから出た真昼が伸びをしながら言う。


「そうだなー。バスの中結構混んでたから疲れた」


俺は若干疲れているのを自覚しながら言う。


なんかプールが目の前にあるって分かったら、なんか帰りたくなってきた。


だってこの中人だらけなんだろ……?死ぬよ俺?


「お兄ちゃん楽しみだね!」


あいちゃんが俺の隣で楽しそうに言ってきた。


「そうだな、今日はいっぱい楽しもうな」


なんか楽しみになってきたぞ!


俺はあいちゃんと手をつなぎ入場ゲートに向かう。


そしてその後ろに郷田と女子たちもついてくる。



入場ゲートを通った後は着替えなければならない。


俺はあいちゃんと手を離し、郷田と共に更衣室に向かう。


女子グループも更衣室に向かった。



「ほんとにこれで大丈夫なのかなぁ……。ちょっと怖くなってきた」


俺と郷田は水着に着替えながらそんなことを話していた。


怖いって言うのはもちろん水着の件だ。


「大丈夫だって。もともと着ようとしてたやつの方がよっぽど恥かいてたわ」


「そ、そうなのか……?」


いまだに信じられないな。


「しつこいなー。それなら見たほうが早いだろ。行くぞ」


「お、おう……」


俺はラッシュガードを着て、郷田に連行された。



「ほ、ほんとだ……」


軽く見回したが、学校でつけるような水着は見あたらなかった。


「だから言っただろ。ちょっとぐらい信じろよ」


まあ、信じてないってわけじゃないよ?


でも俺の頭の中の水着にこんなのはなかったから不安でね。


「ああ、わりい」


「ここで待ってたら女子たちにも会えるだろ。水着楽しみだなあ……」


すぐに女子かお前は!


でも、正直水着が気になるのは同じだ。めっちゃ気になる。



数分待った後、


「お兄ちゃん!お待たせー!」


あいちゃんの声はわかりやすいのですぐに分かる。


見るとあいちゃんがこちらに走ってきていた。


あいちゃんはオレンジ色のワンピースみたいな水着だった。めっちゃあいちゃんらしくて可愛い。


「あいちゃん、プールサイドは走っちゃダメだよ。危ないからね」


俺はなるべく優しく教えてあげた。


「はーい!」


元気がよろしい。


そして、その後ろからは高校生の4人が歩いてきていた。


おお!!


村瀬は花柄の水着だった。


俺の知ってるビキニとは違って胸元は隠れていたが、めっちゃ可愛い!若干恥ずかしそうにしているのがまたいい!


そして、白雪さん。


真っ黒なビキニでめっちゃ大人感がある。


美しいです!!


白雪さんもキョロキョロしていてちょっと意外な一面を見てしまったかも。

そして、一ノ瀬。


青色のビキニなのだが、腰によくわらない何かを巻きつけていた。


でも、なぜかそれがあってセクシーに見えてしまう。


うう……いい!!!


それに一ノ瀬は余裕の表情。さすがです……。


そして最後に真昼。


真昼はシンプルな白のビキニ。


ビキニって大人っぽい感じなのに真昼がつけるとなぜか子供っぽさが見えるんだよなぁ……。


てか、胸でけえな!


ちょっと目線のやり場に困ってしまう……。


なんというか……最高です!!!!



てか、なんだこれ?天国か?

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