最終話
獅子王に囚われ、少年を待つ間、気付いてしまった。少年へ抱く気持ちに。
少年が獅子王に勝ち、持ち主である魔女は魔王になった。
魔界を統べる魔女王は魔界に農作を根付かせるため、農夫の協力を得て魔物たちに指導を行わせた。
魔物が人界へ行く事を禁じる魔女と対立する魔物たちの反抗を危惧する魔女王は魔王になるだけでは足りず、全ての族へ直接的に権威を示す必要性を感じていた。※獅子(元獅子王)は従っている
忙しい日々が落ち着き、少年との関係を考えた魔女は自分の気持ちを偽らず、告白し、恋人になりたいと思い始めていた。
少年が未だに少女(人の英雄)との関係を解消していないなら、自分は恋人になれないかもしれない。と思い不安になるも、都合の良い可能性に期待する自分もいた。
悶々とする日々から抜け出す為、魔女は告白を決行した。
「他者を愛する自信がない」と告げられ「気持ちに応える資格はない」と語る少年の〝資格〟と言う理屈に不満を抱いた魔女は「(少年には)愛する心があると証明する」と宣言し、「証明したら恋人になれ!」と一方的な約束を交わした。
おしまい
人の剣は魔女の剣に ネミ @nemirura
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます