第6話 僕がどれだけ君の幸せを願っているのかなんて

 本来安らぎを覚えるべき私室の中で、私はかつてないほどの緊張を覚えていた。いや、以前の時間軸でエリアスの心臓を抉られたときもこのくらい緊張していたかもしれないけれど、それとはまた種類の違う緊張感だ。


 目の前の天使様は、私のその緊張を知ってか知らずか、整った顔立ちに優雅な微笑みを浮かべておられる。


 星鏡の天使。その名は、王国エルランジェの国民ならば誰もが知っているであろう程有名な宗教的存在だ。この大陸を守って下さる「星鏡の大樹」に宿るとされる天使で、祝福を授けてくださる存在として語り継がれている。


 その姿は絵画や書物によって様々で、息を飲むほどの美女であったり、はたまたあどけなさの残る子供であったり、と、これと決まった姿はない。ただ一つ共通していることは、大きな純白の翼をもつという点のみだった。


 私のベッドの天蓋部分にも星鏡の天使は描かれているのだが、それは純白の翼をもつ少女の絵だった。亜麻色の髪をたなびかせ、優雅に純白の翼をはためかせるその姿は、宗教的な意味合いを抜きにしても美しく、私はあの絵をとても気に入っていた。


 「星鏡の大樹」はその名の通り、まるで夜空を写し取ったかのような大きな湖のほとりにそびえ立つ、樹齢は推定不能とも言われるほどの大きな樹のことだ。その傍には、「星鏡の大樹」を祀る神殿も設置されている。


 熱心な信者は月に一度、星が一番美しく見える新月の夜にその神殿に赴いて礼拝をすると言うが、生憎私はそこまでの信者ではない。この国の多くの国民と同じように、新月の夜に手を組んで、「星鏡の大樹」への感謝を心の中で述べる程度だった。


 そんな特別敬虔な信者でもない私の下に、天使様が舞い降りるなんて。想像したことも願ったことも無い。私は現実を受け止め切れぬまま、茫然と目の前の天使様を眺めていた。


 言ってしまえば、純白の翼以外は素性不明なのが「星鏡の天使」であるのだから、姿を一目見ただけで彼が本当に「星鏡の天使」なのかを判断することは難しい。だが、目の前の青年の背中からは、作り物ではない神々しいまでの翼が生えていて、明らかに人ではないことは確かだった。


 ここはひとまず、王国エルランジェの公爵令嬢として礼儀を尽くすべきだ。そう判断した私は素早くベッドから降り、膝をついて最敬礼を取った。


「星鏡の天使様、日々のご加護に心から感謝を申し上げます。星影の煌めきと、大樹の美しき祝福が――」


 祈りの際の決まり文句を口にしていると、突然、ふわりと抱き上げられ、純白の翼に包み込まれてしまう。


「うんうん、コレットは幼いのにちゃんとお祈りが出来て偉いね。でも僕、あんまりその文句好きじゃないから、これからはしなくていいよ」


 まるでこの邂逅が今回限りで終わらないような口ぶりだが、ひとまず大人しく従っておく。私たちが必死で唱えている祈りの文句を当の本人が気に入っていないなんて、神官たちが聞いたら卒倒しそうな事実だ。


「……心に留めておきます」


「まだ警戒してるって顔だね? まあ、それもそうか」


 天使様は私を抱きかかえたまま、意味ありげに笑みを深める。目元が包帯で隠されているので視線の動きは読み取れないが、それを補うくらいには表情豊かな天使様のようだ。


「……その、私にはどのような御用なのでしょうか。正直に申し上げますと、私は敬虔な信者と呼べるような人間ではありませんし……」


 正直、このところ不思議なことが起こりすぎていて理解が追い付いていない。ようやく10年前に戻ってきたという実感を得始めた矢先で天使様と出会うなんて。一体、私が何をしたというのだろう。


「僕はコレットが幸せになるのを見届けに来ただけだよ。今度こそ、ね……」


 最後の方は消え入りそうな声だったが、天使様に抱き上げられて距離が近いおかげで聞き逃さなかった。その言葉を理解するよりも先に、どくん、と心臓が脈打つのを感じる。


 まるで後悔が滲んだような天使様の声音も気にかかるが、それ以上に、意味ありげに呟かれた「今度こそ」という言葉に反応してしまったのだ。思わず、天使様のお顔を至近距離で見つめながら問いかける。


「まさか、私を8歳の姿に戻したのは……天使様なのですか?」


 この質問は予想外だったのか、明らかな動揺が天使様から伝わる。天使様が、軽く息を飲むのが分かった。


「……覚えているのかい、コレット。18歳までの人生も、あの残酷な夜のことも」


 たっぷり数秒間の間を置いて紡がれたのは、どこか悲痛そうな、苦し気な声だった。天使様のその動揺の理由も分からぬまま、私はありのままを口にする。


「え、ええ……私、初夜にエリアスに心臓を抉られて……気がついたらこの姿で――」


 その言葉を言い終わる前に、天使様の腕にきつく抱きしめられてしまう。どうしてか、天使様の肩は細かく震えていた。


「天使様……?」


 息が苦しいくらいに抱きしめられているが、それよりも天使様の様子が気にかかって仕方ない。まるで怯えるようなその姿は、痛々しくてならなかった。


「……あんな最悪の夜を、君が覚えているなんて。絶対に……絶対に忘れさせてあげたかったのに」


 天使様は私の耳元で、震える声でそう囁いた。その声にこもる感情は複雑に絡み合っているようだ。過剰なまでの憂いと、激情にも近い怒り。天使様のことを何も知らない私は、その感情を和らげる言葉を持たず、ただ彼の動揺に飲まれる他に無かった。

  

「可哀想に……痛かっただろう、苦しかっただろう? ごめん、ごめんね、コレット」


 訳も分からず謝り続けられ、返す言葉もない。天使様は私に縋るようにして震える声で続けた。 


「どうしてだろう、僕の想いが強すぎて、記憶までは8歳に戻らなかったのかな……」


「天使様、どうかお顔をお上げください。私は大丈夫ですから」


 明らかに20歳前後の見目の天使様を、8歳の私が宥めるというのも何ともおかしな図だ。だが幸い、以前の時間軸のエリアスのお陰で、感情を取り乱す相手と接することには慣れているので、大きな抵抗は抱かなかった。


 まるで泣き出しそうな勢いだった天使様は、ようやく顔を上げると、じっと私を見つめた。そうかと思えばはっとしたように私から体を離し、慌てて私をベッドの上に座らせる。


「っ……ごめん、記憶が残っているなら、君は18歳のレディなわけだよね。不躾に触ったりして悪かったよ。子どもを可愛がる要領で、つい」


 突然言い訳を始める天使様の姿は、神々しいというよりは一人の紳士的な青年というべきで、何だか肩透かしを食らった気分だ。思わずくすくすと笑ってしまう。


「ご丁寧にありがとうございます。このところレディとして扱われたことはありませんでしたから、却って不思議な気持ちです」


「何だか余計な不便を強いてしまっているようで心苦しいよ……」


 天使様はどこか困ったように小さく笑うと、改めて私の前に向き直り、軽く跪くようにして私の手を取り告げた。


「……コレットの予想通りだよ。僕は、君を幸せにするために、君と世界の時間を巻き戻したんだ」

 

 私を、幸せにするために?

 

 敬虔な信者でもない私に施すにはあまりに壮大な救済に、何から尋ねるべきか迷ってしまう。とてもじゃないが、「はい、そうですか」と受け入れられるような話でもない。


「本当は、時間が巻き戻ると同時に、君の記憶も8歳に戻っているはずだったんだけどね……。予定が狂っちゃったなあ」


 天使様は私の小さな手を軽く握りしめながら、困惑したように呟く。もしも記憶まで8歳に戻っていたとしたら、私はエリアスのことを完全に忘れていたのだろうか。考えただけで身震いした。天使様にとっては予定外の出来事のようだが、私としてはありがたい限りだ。


 それにしても、と私は先ほどの天使様のお言葉を思い返してみた。どうやら私のもとに天使様が舞い降りたのは偶然ではないらしい。明確な意思を持って天使様は私に会いに来てくださったようだが、私に天使の知り合いなどいるはずもなく、疑問は増える一方だ。


「……私が、天使様にそこまで気にかけていただいた理由は何でしょうか?」


 こればかりは一人で考えを巡らせていても仕方がない。悶々と考え込んでいると、妙に物騒な話題ばかり思い浮かんでしまう。


 眉唾物な話ではあるが、「星鏡の大樹」には100年に一度生贄が捧げられるなんて噂もある。まさかとは思うが、生贄として目をつけられていたりするのだろうか。


「うーん、そうだなあ……」


 天使様は軽く顎に手を添えて考え込むような素振りを見せた。やがて、何かを思いついたというように頬を緩め、私の手を両手で握る。


「コレットは、3歳くらいの時に神殿に来たことあるでしょ」


 突然の話題に戸惑いつつも、私はこくんと頷いて見せた。


「え、ええ……確かそのくらいの時に、一度礼拝をさせていただいたかと」


 貴族として生まれた者の洗礼のようなもので、だいたい物心がつくか否かという時期に、一度は神殿を訪れるのが習わしだった。もちろん私もそれに従い、両親と共に神殿を訪れたという次第だ。


「あのとき、コレットは飴を喉に詰まらせてご両親を騒がせていたよね。礼拝に来たっていうのに騒がしい子だな、って思って。それ以来何となく見守っていたんだ」


 思わず、はしたなく口を開けそうになる。飴を、喉に詰まらせて騒がしかったから? そんな理由で?


 確かに、礼拝の際に飴を喉に詰まらせて大変だったのよ、とお母様から伺ったことはある。幼い私はそそっかしかったのね、と恥ずかしく思ったものだが、それがきっかけで天使様の目に留まったなんて。そんな馬鹿な話があるだろうか。


 別に、「選ばれし聖女」とか「前世で祝福を受けていた」だとか、そんな立派な理由を期待していたわけではないけれど、その素敵な理由のひとかけらくらいはあったっていいのではないだろうか。


「……本当にそんな他愛ない理由で? 私を見守り、世界を巻き戻したんですか?」


 天使様はもしかすると私たちとはかなり違う感性を持っておいでなのかもしれないが、それにしたってあまりにも些細な理由だ。


「あはは、これが職権乱用ってやつかなあ」


 天使様は可笑しくてたまらないという風に笑い出す。私はただただ茫然とその様子を見守るしかなかった。


「……まるで冗談みたいなお話ですね」


 私が8歳の体に戻った意味は、なんて真剣に考えていたこちらが馬鹿らしくなってくる。天使様の前だが、思わず小さく溜息をついてしまった。


「ああ、だろうね。だって冗談だもん」


 天使様はひとしきり笑い終えると、さらりと前言を撤回した。思わず目を見開いて天使様を見つめるのは、本日何回目のことだろう。何とも油断ならない相手のようだ。


「まあ、そんな些細なことは置いといて……今日、僕がここに来た本題に入ろうよ」


 結局、訊き返す間もなく、天使様が私を気にかけて下さった理由は誤魔化されてしまう。納得いかないが、この様子では追及したところではぐらかされるだけだろう。とりあえず今夜は諦めて、大人しく天使様の話題に乗ることにした。


 天使様は改めて私の手を包み込むように握ると、先ほどの砕けた雰囲気とは打って変わって真剣な声音で告げた。

 

「以前の時間軸の記憶があるようだから単刀直入に言うけど……あの男――エリアスにはもう近付かない方がいい。どういう訳かもう一度会う約束をしているみたいだけど、そこで完全に縁を切るんだ」


 ここでエリアスの話題が出てくるとは思わなかった。それも、縁を切るようにだなんて、あまりに不穏なことを言われて動揺を隠せない。


「……どうして、そんなひどいことを?」


「ひどいこと? あいつが君にした仕打ちの方が何千倍もひどいじゃないか」


 天使様は溜息をつくと、立ち上がり、私の肩に手を置いて言い聞かせるように告げた。


「忘れたわけじゃないだろう? あいつの君への異常な執着を。普通の恋人は君が他の男と話しただけで首筋に噛み跡は残さないし、温室に監禁もしない。足の腱を切るなんて脅しはもってのほかだ。しかも、終いにはあの残酷な初夜……。僕にしてみれば、どうして今、君があいつに近寄ろうとしているのか分からないよ」


「……全部、ご覧になっていたんですね」


「まあね。あいつが君を傷つける度、腸が煮えくり返る思いだったよ」


 その言葉通り確かな怒りを滲ませて、天使様は溜息をついた。当時は一人で耐えているつもりでいたが、こんな風に私を心配してくださっていた方もいたのかと思うと、少しだけ救われたような気持ちになる。


「だから、あんな危ない奴には今度は近づかない方がいい。君を幸せにしてくれる相手は、他に山ほどいるよ」


 天使様の言うことはもっともだ。エリアスの凶行を知っている人ならば誰だって、私に彼から離れるように言うだろう。だが、こればかりはいくら天使様の言葉でも従うわけにいかない。


「ご心配、ありがとうございます。ですが、私はもう決めたのです。今度こそきっと、エリアスを幸せにする、と」


「……なぜ、被害者の君がそんな発想に至るんだ?」


「被害者なんて思っていません。あれでも、エリアスは私を愛してくれていたんですよ」


「愛が免罪符になるなんて思わない方がいい。あいつがいくら君を愛していようが、君を傷つけたのは事実だよ」


「それは、そうなのでしょうけれど……」


 何と伝えるべきだろう。数秒間、言葉を迷いながらも本心を口にする。


「私は、エリアスが幸せに笑う姿を見たいのです。そのためには、以前よりもっと沢山の人や物に触れて、彼の世界を広げることが大切かと考えました。私は、そのお手伝いをしたいのです」


「甘いよ、それであいつが変わらなくて、結局あの初夜と同じことを繰り返したらどうするんだ」


 天使様が私の肩に置いた手に力がこもる。流石は世界の時間を巻き戻しただけあって、私のことを本気で心配してくれているらしい。


 エリアスに心臓を抉られて殺された夜を、ぼんやりと思い出す。皮膚が裂ける感覚、骨がぱきぱきと折れる音、そして、胸の奥に押し付けられたエリアスの手の感触。


 その全てが、痛くて苦しかった。怖くて怖くて仕方がなかった。もう二度とあんな思いをするのは御免だ。思い出すだけで、涙が零れそうになる。

 

 でも、と私は震える指をそっと握りしめた。思い浮かぶのは、最期の瞬間に見たエリアスの切なげな笑顔だ。


 ……でも、広い世界を知った上で、それでもエリアスがあの結末を望むのなら。


「……それでも、いいです。それが、エリアスにとっての一番の幸せなら」


 やんわりと微笑めば、肩に置かれた天使様の手にさらに力がこもった。幼い体はその重みに耐えきれなかったようで、あっけなく姿勢を崩してしまい、天使様にベッドに押し倒されるような形になってしまう。先ほどまで紳士的な態度を取っていた天使様ならすぐに私を抱き起しそうなところではあるが、余程私の言葉を許せなかったのか、私から手を離す気配はなかった。


「冗談じゃない。僕は君に二度も苦しい思いをさせるために時間を巻き戻したわけじゃないんだ。……君に、幸せになって貰いたいって本気で思っているのは、どうやったら伝わるのかな」


「エリアスの幸せを見届けることが、私の幸せです」


「……君も大概だね。ほとんど依存じゃないか」


「否定はしきれません」


 もちろん、私だって以前と同じ結末は辿りたくない。そのためには努力を惜しまないつもりでいるが、傍から見れば恋人の暴力に洗脳された人間に見えてしまうのは仕方ないだろう。


「でも、天使様だって私の幸せを見届けるために世界の時間を巻き戻されたのでしょう? それならば、私のこの想いは分かってくださると思ったのですが……」


 切り口を変えてアプローチをかけると、天使様が僅かに戸惑ったのが分かった。目元は隠れていて見えないが、本当に分かりやすい方だ。


 そのまま数十秒間、睨みあうような緊迫した空気が流れたが、先に折れたのは天使様のようだった。


「ああ、もう……分かったよ。コレットは意外に頑固だからね……。これ以上言って嫌われるのは御免だし、あいつと縁を切るように、という話は保留にするよ」


「ありがとうございます、天使様」


 どういう訳か私を18年間見守っていてくださっただけあって、私にはかなり甘いようだ。


「でも、僕はあいつのことは許せない。あいつが前回と同じ凶行に走るようなら、僕は何をしたってあいつを止める覚悟でいるよ。それを忘れないでね、コレット」


 天使様が手段を選ばなかったらどれほどの事態になるのか想像できなかったが、既に妥協してもらっているのだ。ここはおとなしく受け流すことにした。


「それは心強いですわ」


「それに、君はあいつに広い世界を知ってほしいようだけど、僕からしてみれば君だってもっと広い視野を持つべきだ。その上で、エリアスの傍にいることが、本当に君の幸福に繋がるのか、きちんと考えた方がいい」


 天使様は人ではないというのに、至極真っ当なことを仰る。てっきり浮世離れした考えばかりお持ちかと思っていたのに、まるで家庭教師のようなまともな進言をしてくださることに驚いてしまった。


「ふふ、承知いたしました。天使様のこと、先生とお呼びしたいくらいですわ」


「僕のことは好きに呼べばいいけど、そんな大した存在じゃないよ、僕は」


 世界の時間を10年も巻き戻しておきながら大した存在じゃないなんて、謙虚なのか自覚がないのか今はまだ図りかねるところだ。天使様が妙に掴めない相手だということはこの短い時間でも十分に察せられた。社交界にいたら苦手な部類に入る人だろう。


 そのはずなのだが、存外愉快なこの出会いに、自然と胸が踊ってしまう私がいるのも事実だった。


 突如として8歳に戻った体、やたらと私を気にかけてくださる天使様。以前の私なら、あまりに動揺して塞ぎこんでいたかもしれないが、不思議と今は純粋に楽しもうという気持ちが大きい。


 平穏な日々もいいけれど、こんな刺激的な人生も悪くないわね。


 思わず笑みを浮かべて、改めて天使様のお顔を眺める。天使様の背中の翼は、時折ゆらゆらと揺らめいていた。


「これから、どうぞよろしくお願いいたしますね、天使様」


 二度目の人生を歩み始めて一週間が経ったこの夜から、私と天使様の不思議であたたかな時間が始まったのだった。

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