第5話 7人の子供たち

魔女は家に戻り、必要なものを揃えている中で、子供達が彼女を見てコソコソと何かを話していることから彼らがこの化け物に怯えていたのを彼女は感じ取っていた。

当然だと彼女自身そう思った。


彼女は何も話しかけずにお菓子の家から出て行ったのは、彼女がこんなときにどんな風に話しかければいいのかわからないことに他ならない。


森の中を歩いている中。

上を見ながら、彼女にとっては害悪でしかない微かな太陽の光を受けながら思った。

(そういえばなぜ私は…)

彼らを助け、育てているのか。

思い出す過去の記憶。

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