第40話 雨
普段、晴れや曇りの日は、トレッキング気分。
牛の牛体番号を確認しながら、怪我がないか、異常がないか見て回る。
牛が擦り寄ってきたら、頭や首を撫でてあげる。牛は自分が掻けないところなので、喜ぶ。そんな楽しい仕事。前頭確認できれば、2、3時間で終わる。
しかし、牛が居なかったら日没まで探さないといけない。
これが雨の日は、厄介で、雨ガッパは、サウナスーツの様なものなので、中は汗だく、外は、冷たい雨で冷える。風でも吹くと凍える。
牛は雨の時、基本的に動かないが、牧野に慣れた牛は、藪で雨宿りしていたりする。雨ガッパで藪に入ると枝やトゲで切れる。雨ガッパはダメになる。
更に、どの藪に牛がいるか分からないので、見つからない時もある。
すると、見つかるまで、日没まで探さないといけない。
霧が急に出てくることもある。
雨も嫌いだ。
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