第20話 WEBデザイン
クライアントは、一般人が多かったが、本物の極道の人たちもいた。
僕は、一般人もヤクザもクライアントとしてビジネス的な対応をした。
それまでの人とは違いクライアントはそれが嬉しかったようだ。
WEBは、まだまだだったが、グラフィックはできたので、雑誌広告を頼まれる。
高級店だった。本気で打ち込んだ。
その店の売り上げがグンっと上がる。
すると、そんな噂が広まり、雑誌広告の仕事が舞い込んでくる。
一方、WEBの方は、その頃、HTMLのテーブルレイアウト。
マニュアル本を読みあさり、土屋くんに教えてもらい。
なんとかできる様になっていたが、気になるサイトのデータをダウンロードして、検証していた。みんなスゴイもので、テーブルの中にテーブル、影もテーブル。スゴイが頭が痛くなるようなデータが多かった。
そして、テーブルレイアウトが、CSS +HTMLに変わる。
最初は、戸惑ったが、だんだん、ハマっていく。
テーブルレイアウトの時はDreamweaverを使っていたが、CSSにると、手打ちの方が早いんじゃないかと手打ちで作っていく。
デザインは外国のものを主に探っていた。
世界は広いもので、僕たちが考えもしない様なデザインを信じられない様なコーディングでサイトを仕上げていた。
僕は、それをダウンロードし検証し、テストで実践する日々が続いた。
そのうち、タグを見るとレイアウトが見える。まるでマトリックスの様。
WEBデザインとコーディングが面白くなって来たが、今まで、キーボードとマウスで仕事していたので、何かアナログ的なものをやりたくなり、行きつけのBARのマスターに相談してみる。
「ウチが休みの日にこんなことやってるよ」とチラシを見せてくれた。
「デザイン書道?」なんだろう。
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