秋の夜に

「時に人は」と説くひと

気障きざ貴女あなた夢一夜ゆめひとよ

霧に埋もれた猜疑の瞳か

夜に溺れた陰の

いつの世にさえ貴女は笑う

声を通わせ瞳で笑う

虹の背中の美空みそらの雲の

そっと揺れるも なれの弱さよ


「時に人は」と泣く女よ

純な貴女と夢一夜

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