第5.5話 嵐を呼ぶ体育祭(後編)
私は体操服に着替えて何度も荷物をかくにんした
(衣装にハチマキにお弁当…うん大丈夫)
「いよいよ体育祭本番だ…!」
私は髪をポニーテールし、両手でほほをぱちっとたたいて気合いをいれた
(よし!がんばるぞ!)
するとLimeが届いた音がなり、開けてみるとそれは日下部からだった
(ん?なんだろう…)
〈悪い。急に雑誌のインタビューが入ったから体育祭行けそうにないわ。
まぁあんだけやったんだから大丈夫だ。頑張れよ。〉
(えっ…日下部…来れないんだ…できれば見てほしかったな)
私は少し肩を落とした
〈仕事なら仕方ないね…練習つきあってくれてありがとう。日下部も仕事頑張って〉
そう送ると日下部からすぐに返信が来た
〈 …まぁ俺がいなくて寂しいかもしれないが泣くなよ?〉
(日下部らしいな…)
私は思わず笑ってしまった
〈別に寂しくないからね。それよりはやく仕事行ってきて〉
私はそうLimeを送った後いってきまーすと勢いよく家を出て学校へとむかった
応援団は八時半に集合して最後の確認をすることになっていたため私は集合場所へとむかった
「あっ皆ー!おっはよー!」
先輩の可愛らしい声が体育館に響く
今日は髪をツインテールにしていていつもよりも少し幼い感じになっていた
「いよいよ本番だねー!皆優勝目指して頑張ろー!えい、えい、おー!」
先輩の言葉に続き皆おー!といった
そのあと先輩は今日の大まかな流れと確認事項を話した
「皆質問ないかなー?なければ応援合戦の最終確認をやるけどいいかなー」
シーンとした空気が流れた
「…ないみたいだし一回通してやってみよう!
あっそうだこれ衣装ねー?なんと今日のために特別につくってもらったんだよー!サイズは大丈夫だと思うけど何かあったら家庭部にお願いしてあるから言ってねー?」
そういって先輩は一人一人の名前を呼び衣装を渡した
衣装は真っ赤なナポレオンコートに黒のワイシャツに加え真っ赤なロングパンツ、真っ赤なシルクハットと皮の手袋そして黒のブーツ…とまさに全身レジェアイのオープニング衣装そのままだった。
「アニメでは黒のコートだけど私たちは赤組だからねー赤にしてもらったのー素敵でしょ?」
私達はあまりの衣装の完成度の高さに驚いた
「じゃあさっそくだけど皆着てみてくれるかなー?」
私たちはもらった衣装を持ち更衣室へとむかい着替えた
衣装は驚くほど体にフィットした
「すごいわ!ピッタリね!あぁこんな素敵な衣装着れるなんて…夢みたいだわ。」
皐月は嬉しそうにくるくるとまわったりポーズをとったりしていた
「どう?ピッタリでしょー?まぁ皆の個人データぐらいちゃちゃっと…あっごめーん今の言葉気にしないでね。」
(あれ?先輩今さらっと恐いこと言いましたよね!?)
先輩はてへっといいつつ舌を出した
「ごめん。ごめん。じゃあ皆準備してねー」
そういうと先輩はカセットデッキで音楽を鳴らした
「うんうん!いい感じだねー!」
先輩は笑顔でぱちぱちと拍手をした
「皆ここまでよく頑張りましたー!えらいえらーい!」
私達は先輩に誉められ目を見合せ頷き合い喜んだ
「あっ!そろそろ時間だ!よーし!皆着替えグラウンドに行こーう!」
先輩は鼻歌まじりで更衣室へとむかった
私はチア衣装に着替えグラウンドへとむかった
チア衣装は真ん中にsakagawaとかいてある赤いノースリーブに裾に白い線が二本はいっいるショートパンツとなかなかおしゃれだった
隣にいる皐月をちらっとみるとさすがコスプレイヤーということもあり誰よりも着こなしていた
ショートパンツが皐月の脚の長さをより強調している
風がふくとさらさらと流れるポニーテールもまた美しかった
(皐月やっぱり似合うな…)
私の視線をかんじとったのか皐月と目があった
「ん?どうしたの?」
「いや、やっぱり似合うなって思って…」
「そう?玲香も似合ってるわよ!この衣装も素敵よね…イベントでも着たいぐらいだわ…!」
「うーん、私も皐月ぐらいきれいだったらいいんだけどね…」
自分の貧相な体をみて思わずため息をついた
「なに言ってるのよ!玲香はかわいいわ!大丈夫よ!もっと自信をもって」
そういうと皐月は私の手をとりぎゅっとつかんだ
「…ありがとう。私皐月と友達になってよかった。」
「…それはお互い様よ?今日は一緒に頑張りましょうね。」
私と皐月はお互い目を見合せ頷き笑った
「「宣誓!僕たち私たちはスポーツマンシップにのっとり正々堂々と戦うことを誓います!」」
選手宣誓が終わるとグラウンドは大きな拍手に包まれいよいよ体育祭がはじまった
次々に競技がすすんでいき次の種目は私の出場する借り物競争だ
(借り物競争か…まぁそんなに変わったものはないよね?)
そう思い後ろから競技を見ていると特に変わったものを持っている人はいないみたいだった
(次は私の番だ…)
ピストルの音がなり箱の中身をひくと思わずげっと言う声がでた
紙には担任の先生とかいてあった
(えーまさかの坂口先生…)
私は急いで先生のいるスタート地点へとむかった
「坂口先生…!」
「おー!早乙女!どうした?」
「先生!私と一緒に走ってください!」
私は坂口先生に担任の先生とかかれた紙を見せた
「おー!俺か!!よし!早乙女!やるからには絶対一位だ!」
そういうと坂口先生は背中向きでしゃがんだ
「え?それって」
「ははっ!はやくのれ!一位になるためだ!」
私はスタート地点にいる出場者達にはやくはやくと急かされしぶしぶ坂口先生の背中にのった
「よし!しっかり捕まってろよ!!」
すると坂口先生はものすごい勢いでゴールへと走りだし見事一番でゴールテープを切った
あまりの速さに私はすこし目が回った
(これ絶対借り物競争じゃない…むしろ私が借りられてる気がする…)
「やったぞ!早乙女一番だ!」
「はっはい…先生とりあえずおろしていただけないでしょうか。」
坂口先生はおお!悪い!といい私をゆっくり下ろしてくれた
まわりにいた人たちは皆くすくすと笑っていた
その後おんぶはありなのか?と審議が本部でおこなわれたがおんぶがだめだという記述がなかったため私はそのまま一位をとることができた
(一位でよかった…とりあえずそう思うしかないよね。うん。)
私は自分にそう言い聞かせつつ応援席に戻った
応援席にもどると皐月はむすっとした顔をして私を見た
「玲香いいわね…坂口先生におんぶされて。」
(もしかして怒ってる!?)
「皐月…!これには事情があって」
私は慌てて理由を説明しようとしたが皐月はうーんといいつつなにか考え事をしていた
「…決めた!玲香!私も来年は絶対借り物競争にでるわ!!!」
「えっ?うっうん…」
(もしかして別に怒ってない?????)
皐月は謎の闘志を燃やしつつ私達は応援に集中した
次の種目は私と皐月が出場する二人三脚だ
「皐月…ごめん私で。」
私は先に皐月に謝った。私のせいで皐月がビリになるかもしれないからだ
「なんであやまるのよ。二人三脚は足の速さより二人の息を合わせることが大事なのよ?」
そういって皐月は私と皐月の両足にゴムをつけた
「うん。これでよし!私と玲香なら息ピッタリだもの!絶対一位だわ!」
皐月はそういって私の肩を組んだ。私達はいち、に、いち、にと軽く練習しはじめた
するとその様子をじっと見つめていた人がいた
「あれ?斎藤先輩?どうしてここにいるんですか?」
「あっあぁ…俺達バスケ部は体育祭実行委員だからな…俺は出場者を整列させるためにいるんだ。」
先輩の腕にはたしかに実行委員会とかかれた腕章があった
「実行委員会ですか…先輩も大変ですね。」
「(いや…こういうのが見れるなら実行委員会も悪くないな…)はっ!しっしかし二人三脚って素晴らしい競技だな…がっ頑張れよ!ははっ…」
そういうと先輩は顔をおさえうんうんとしきりにうなずいていた
(二人三脚が素晴らしいって…さすが先輩…)
「先輩も応援してくれてるんだし!頑張りましょうね!」
「うん…まぁそうだね」
そうして私と皐月は息のあった走りで見事一位をとることができた
私と皐月はハイタッチをして喜んだ
「やったわね!」
「ううん!皐月のおかげだよ!ありがとう」
皐月と私はお互いにこにこしながら席に戻った
午前中最後の種目は私が苦手な100メートル走だ
100メートル走はただ純粋に走りの速さだけで順位が決まってしまう
私にとってこれほど最悪な種目はない
(いよいよか…)
足が鉛のように重く感じる
(はぁ…いますぐやめたい)
しかしそんなことできるわけもなくどんどんと列がすすみついに私の番になってしまった
「位置について…よーい」パンッ!とピストルの音が鳴り私は思い切り地面を蹴りスタートし、私は自分の力を全てを出しきり走った
(あとすこし!!)
が最後の最後で足をひねりおもいっきりこけてしまった
(いった…)
私はゆっくり立ち上がった
走ろうとは思ったのだが足に痛みがはしり歩くのがやっとだった
もちろん周りにはだれもいない
応援席からは頑張れー!という声が聞こえる
気力をふりしぼりなんとかゴールをしたがその瞬間思わず地面に膝をついた
「おい!大丈夫か!!」
すぐそばにいた斎藤先輩が急いで駆け寄ってきてくれた
「すみません…大丈夫です…」
そういい立ち上がろうとするも少し歩くと足に痛みがはしった
「いたっ…」
「おい!無理するな!」
そういい先輩は私の肩に手を回し膝裏に手をいれてお姫様だっこをしてくれた
正直今の私は足から腕まで傷だらけでお姫様とは言いがたいが…
周りからは悲鳴にも似た声が聞こえた
「先輩!ほんと大丈夫ですから下ろしてください!!!」
「いいから、黙ってつかまってろ」
先輩はそのまま救護室まで運び椅子に座らせてくれた
「とりあえず靴脱げ…うんまぁそこまでひどくはなさそうだな…」
先輩は保健の先生と一緒に傷の手当てをしてくれた
「ほんとお前…どうやったらあんなに派手にこけれるんだよ」
先輩はよほど私のこけかたが面白かったのかくくくっと笑った
「…あまり笑わないでください」
「あぁ悪い悪い…でもお前この後この足で応援合戦やるつもりか?」
「…応援合戦だけは絶対に出ます」
「…そうか。」
先輩は一言そう言うと私の足にテーピングをしてくれた
「お前かなり練習したんだろ?足がまめだらけだ…ただ無理はするなよ」
「先輩…ありがとうございます。」
手当てが終わると先輩は立ち上がり私の頭の上にぽんっと手をのせた
「あんまり頑張りすぎんなよ…」
一言そういうと先輩はいつもの爽やかな笑顔をむけ戻っていった
私が靴を履いていると太郎と皐月がこちらにむかって走ってきた
「玲香!大丈夫か!?」
「もう本当驚いたわ…」
「うん。…ちょっと痛むけどね」
「玲香、応援合戦は無理しない方が…」
「皐月…ううん。応援合戦だけは絶対に出たいの」
太郎と皐月は目を見合せた
「…玲香がそういうなら。」
「…あぁけど絶対に無理はするなよ。」
「うん。二人ともありがとう」
私は二人に支えられながら応援席に戻りお弁当を食べた
そしていよいよ応援合戦の時間になった
私達は衣装に着替え集合場所へと集まった
「早乙女さん、足大丈夫ー?痛いなら無理しないほうがいいよー?」
先輩はにっこり笑って私に話しかけてきた
「…いえ大丈夫です。ご迷惑おかけしてすみません。」
先輩は一瞬眉間にシワをよせたがまたさっきのようににっこり笑った
「…まぁあんまり無理しないようにね?ふふっ…さぁ皆頑張ろー!」
先輩は手をあげて皆の輪の中へと入っていった
そんな先輩の後ろ姿を見送り皐月は私にささやいた
「…玲香大丈夫よ。あなたならきっとやりとげられるわ。」
そういうと私の肩を優しくたたいてくれた
「ありがとう…」
「次は赤組のパフォーマンスです。よろしくお願いします。」
「はーい!皆集まって!円陣組むよー」
先輩が声をかけ皆で円陣を組んだ
「あかぐみー」「「ファイトー!おー!」」
そういうと拍手をし私達はグラウンドへとむかった
「赤組応援団長の森本ことはでーす!今から私達赤組のパフォーマンスをはじめまーす!皆で一生懸命練習したので見てくださーい」
ことは先輩がそういうと私達は指定された位置についた
ことは先輩がぱちんと指をならすと
「僕たち赤組は絶対に勝つ!」という台詞の後に音楽が流れた
「えっ…この曲レジェアイじゃない!?」
「あっ!ほんとだ!よくみるとあの衣装ってレジェアイのオープニング衣装ににてない?」
まわりできゃあきゃあ騒ぐ声が聞こえる
(ファイブでおきてそしてターン…)
私は頭の中で日下部との練習を思い出した
(よし!サビだ!あとちょっと…)
私は体型を変えるため移動をしていると誰かに足を踏まれた
「いたっ…」
(あとちょっとなのにここで失敗するわけにはいかない!!)
私はなんとか必死にこらえ笑顔で踊り続けた
(よし!最後の決めポーズ…!!)
私達は最後の決めポーズをきめ見事踊りきった
音楽が止まるとすげー!という声とともに沢山の拍手が送られた
(やりとげられてよかった…)
「これで赤組のパフォーマンスを終わります!ありがとうございましたー!」
再び拍手が送られ私達はもとの場所へ戻っていった
「皆ー!お疲れ様!最高だったよー!」
私達はお互いにハイタッチをしあった
皆口々に最高だった!頑張ってよかったー!と言い合っていた
「玲香!踊りきれてよかった…」
「皐月!ありがとう!正直すごく不安だったけどほんとによかった…」
玲香は少し涙ぐんでいた
「…ほんと頑張ったね…最初はダンスなんて無理だって言ってたのに…練習するたびにどんどん上達して…」
「…もう皐月泣かないでよ」
そういうとはいっと言って皐月にハンカチを手渡した
「だって…ふふっありがとう」
皐月と話しているとことは先輩がスキップをしながらにこにこしながら近づいてきた
「早乙女さん!踊りきれてよかったー!…でも足元は気を付けたほうがいいよ?ふふっまたなにか一緒にできたらいいね!」
そういって先輩は意味深な笑みをうかべたあと私にウインクをした
「じゃあ皆!この後の種目もがんばろうね!」
先輩は私達にくるっと背をむけ鼻唄を歌いながら応援席へともどっていった
(まさかあの時足を踏んだのって…)
私は全身から血の気がひいた。そういえばなんだか視界もかすんできたよう…な
私は目の前が真っ暗になり地面に倒れた
「玲香!しっかりして玲香!!!!」
皐月の声がぼんやり聞こえた…あぁでも今はなにも考えられない…
気がつくとそこは青空ではなく真っ白い天井だった
「天井が白い…」
「おっ起きたな?安心しろここは保健室だ」
私は体を起こすとそこには斎藤先輩がいた
「さっきまでお前の友達二人がいたんだが…
俺が見ててやるからっていって今教室に戻ったよ」
「えっ…私もしかして」
「倒れたんだよ…先生は軽い貧血じゃないかって言ってたけどな…お前ほんと無理しすぎだ」
先輩はそういうと苦笑いをうかべた
「お前の友達相当心配してたぞ?あんなにいい友達もってお前は幸せだな」
「はい…すみません先輩にまで迷惑おかけして…」
「迷惑ではないが…あんな思いをするのはもうごめんだな…」
先輩は私の頭に手をおいた
「ほんとにすみません…」
「とりあえず友達がきたら起こしてやるからそれまで寝てろ」
「でも…」
「でもじゃない…これは命令だからな。おとなしく言うこと聞いとけ」
「…はい」
私は再びベットに体を沈め目を閉じた
やはり疲れがとれていないのかすぐに睡魔におそわれた
「まったく…本当に手のかかるやつだ…まぁお前みたいに頑張るやつは嫌いじゃないけどな…」
ちらっと寝顔をみるとすーすーと寝息をたてて彼女は寝ていた
「よっぽど疲れてたんだな…」
「んん…ゆりせんぱい…それは食べられないです」
「…いやどんな夢見てんだよ。というかいいかげんその名前で呼ぶのやめろ」
軽くため息をつき再び寝顔をじっとみた
(…しかし今まで付き合ってきた女性とはまるで違うタイプだよな…)
俺はまじまじと顔を見た。よくみるとかわいい顔をしている
「そういえばまだ名前聞いてなかったな…」
(そういえばさっきあいつの友達が玲香って叫んでいたような)
すると静かに扉をあけてあいつの友達二人がはいってきた
「すみません、先輩!着替えてきたのでもう大丈夫です。ご迷惑おかけしました」
「これから俺らがついているので先輩は…」
「おう。じゃあ後は頼むな…さっき目を覚ましたんだが…疲れてるみたいだからもう少し寝せてやれ」
「そうなんですね…色々ありがとうございました」
俺は二人に任せ扉をあけて出ていった
「玲香って言うのか…ははっなんか似合わねぇな」
「斎藤先輩、あの時かなり焦ってたわね…保健室まで運んでくれたのも先輩だし。」
「あぁ…悪い。なにもできなくて」
「仕方ないわよ。太郎くんだってリレーの選手だったし…」
「…俺はダメだな。俺はずっとあいつに甘えたのかもしれない…あいつのことわかってるようで全然わかってなかった…」
「そうかもしれないわね。けれど相手の全てを知ろうとすることなんて決してできないわ…」
「…桐生?」
「なんでもないわ。もうこの話はやめましょう…玲香が目を開けるまでこのまま待ちましょう」
こうして私の体育祭は夢の中で終了した
「早乙女玲香…ね?あーんまり調子にのってるともっと痛い目みるわよー?ふふふ」
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