第一の救い

バカだ...なんで家を出ちゃったんだよ...そんなことしたら...また一星が標的に...そんなこと思いながら逃げてたっけ...現実から目をそらしていた...歩いて歩いて着いたのは、知らない神社。迷子になったのは初めてだ。


一霊「もうボク...死ぬのかな...あはは..変な人生だったな。」


5歳にして、こんな事思うなんて...完全に病んでいた。


???「あ?お前、なにしてんだ?」

一霊「う、あ、ご、ごめん、なさいぃ...」

???「なんだ...?気持ちわりぃ奴だな」

一霊「ご、めんな...」

???「あぁ!もう謝んな!変な気になんだろうが!」


上を向くと怖い目、高い背、ボロボロな服、そしてナイフ。


一霊「ひええぇぇ!?ナイフ!?」

???「...っはは!お前、面白い反応すんなあ!私はただの狩人だよ(笑)」

一霊「え?あ、かりゅーど?」

???「...もしかして狩人って知らない?」

一霊「...はい...」

???「...なんで敬語なんだよ?」

一霊「あの、失礼かも、し、しれない、ん、ですけど、女、の人?ですか?」

???「変なキョドり方だなあ(笑)私は女だよ。口調はあれだけど...髪長いし可愛い声だろ?」

???「そんなこと言ったら...お前だって男?女?」

一霊「...ボクは男だけど...」

???「ああ、そうか。どうしたよ、こんな

とこで座り込んで」

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